2007年09月04日
長岡市の入浴施設で爆発騒ぎ
3日午後零時半ごろ、長岡市堺町の民間入浴施設で、従業員がボイラーからの爆発音を2度聞いたため、入浴客約30人を一時外に避難させる騒ぎがあった。けが人はいなかった。
長岡署の調べでは、施設にも被害がなかった。同施設関係者によると、ボイラーの不完全燃焼の可能性もあるという。
新潟日報2007年9月3日
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2007年08月19日
自殺予防を考えるシンポ開催
県精神保健福祉センターが19日に新潟市で開催する自殺対策シンポジウムの参加申し込みが伸び悩み、目標の6割にとどまっている。本県は人口10万人当たりの自殺率が昨年、全国ワースト7位で、対策には県民の関心を高めることが必須。悲劇をなくすため、家族を自殺で失った「自死遺族」の声を聞いてほしいと初めて一般向けに企画しただけに、県は当日参加も可能とし、参加を呼び掛けている。
シンポでは自死遺族の訴えをまとめたDVD上映のほか、遺族団体、支援団体の代表や行政関係者らが自殺予防、遺族支援策を話し合う。定員180人に対し、申し込みは約110人(17日現在)で、支援団体関係者らもともと関心の高い人が多いという。
県はこれまで医療関係者や市町村職員を対象に研修を行っているが、「遺族の悲嘆に耳を傾け、孤立を防ぐとともに、身近な問題として理解を深めてほしい」(障害福祉課)と、今回のシンポを企画した。
入場無料。午後1時から同4時半まで、新潟市中央区女池南3の県生涯学習推進センターで。開催会場の連絡先は、025(284)6110。
(新潟日報2007年8月17日)
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2007年07月15日
重機活用でボランティア講習
大規模災害に際して建設機械などを扱える災害ボランティアを育成しようと14日、長岡市山古志地域でボランティア団体のメンバーらを対象にした講習会が開かれた。県内外から25人が参加、チェーンソーなどを使って実際に中越地震で倒壊した建物の解体を体験した。
建設業などの専門知識を持ったメンバーがそろう小千谷市の「チーム絆風組」など県内外の災害ボランティア団体でつくる同講習会実行委員会が主催した。家屋の解体や人命救助に有効な建設機械の効率性、技術について知識を深めてもらう狙い。
講習会では、中越地震で倒壊したままの同地域梶金集落の車庫を利用し、倒壊家屋の中に人がいるという設定で人命救助と解体訓練に挑戦した。参加者は講師から「チェーンソーを使うときは周囲の人から離れて」などと指導を受けながら、ジャッキを使って建物を持ち上げたり、建物のはりを切断したりする作業を行った。
神奈川県から参加した渡辺善明さん(30)は「人の手でできないことも重機を使えば早くできる。ただ使い慣れている人がいないと効率的にはできないと実感した」と今後の活動の参考にしていた。
(新潟日報2007年7月14日)
投稿者 tanaka : 15:23 | コメント (0) | トラックバック
2007年07月13日
7・13水害、被災地つち音今も
15人の犠牲者を出し、三条市や長岡市中之島地域、見附市などで家屋などに甚大な被害をもたらした「7・13水害」から、13日で丸3年となる。破堤した五十嵐川と刈谷田川では、工事に伴って計600棟の家屋が一斉に移転し、河道拡幅や築堤の真っ最中。重機のうなり声が響き、辺りの景色も大きく変わりつつある。
三条市の五十嵐川下流部では、一新橋(長さ104メートル、幅9・2メートル)が6月に開通。残る3橋の架け替え工事が急ピッチで進んでいる。
長岡市中之島地域では、刈谷田川の流れを緩やかにするため、屈曲部を直線に近づけるショートカット事業が続いている。
13日には犠牲者を悼み、三条、長岡の両市で黙とうや献花などが行われる。夜には三条市で、市民による水害メモリアルコンサートも開かれる予定だ。
投稿者 kasai : 13:17 | コメント (0) | トラックバック
復興の姿、ミュージカルで
中越地震で被災した中山間地の住民が助け合って復興を目指す姿を全国に発信しようと、長岡市の旧山古志村出身者らが企画をバックアップしたミュージカル「ユイナシビト」が今秋、東京と長岡市で上演される。
プロの俳優を集めたオーディションがこのほど東京で行われ、配役もほぼ固まった。関係者は「支え合う被災者の姿から日本人が失いつつある絆(きずな)の大切さを学びたい」と話している。
ミュージカルには、牛飼いの家族や花火職人らが登場。地震発生当時の模様や避難所の様子、農業や闘牛の再開などを描く。プロデューサー兼音楽監督は骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「プレゼント」などを手掛けた米田慎哉さん(51)=東京在住=。
被災した現地で取材を重ねた米田さんは「被災者自身は気付いていないようだが、『ゆい』という地域の互助精神は都会の人間から見ると新鮮」と話す。盆踊りシーンがあり「東京公演では山古志出身者、長岡公演では市民から参加してもらいたい」と呼び掛ける。
東京公演は、山古志の虫亀集落出身者でつくる亀友会がこのほど結成した実行委員会が裏方として協力する。委員長で亀友会代表の酒井正さん(60)=横浜市在住=は「地震のときは全国から寄付をいただいた。その感謝の気持ちと、復興へ向けて一生懸命に歩んでいることを伝えたい」と話している。
東京公演は東京芸術劇場で10月25―28の4日間、長岡公演は長岡リリックホールで同31日、11月1日を予定している。
問い合わせは東京公演がATNオフィス042(421)1154、長岡公演が市芸術文化振興財団0258(29)7711。
投稿者 kasai : 13:14 | コメント (0) | トラックバック
2007年07月11日
長岡市全職員にセクハラ研修
職員の相次ぐ不祥事を受けた長岡市の公務員倫理、セクハラ(性的嫌がらせ)防止研修が10日、同市立劇場で始まった。「不祥事は起こした職員だけでなく、公務員全体の信頼が揺らぐ」「性的な内容を含んだ言動はセクハラになり得る」などの講師の言葉に、参加した職員は真剣に耳を傾けていた。
研修は、同市で職員の横領や飲酒後のセクハラが発覚したため、信頼回復などを目的に開かれた。保育士などを除く全職員2600人が対象。11日も行われる。
公務員倫理では、講師を務めた公務研修協議会の石井拓英氏が信頼回復に向けて「高い倫理意識が大切」と強調。さらに行政の透明性や問題の迅速な処理、説明責任の重要性を説いた。
セクハラ防止については、21世紀職業財団の橋本芙美子氏が「『親しいから』などの思い込みが相手を不快にさせることがある。受け手がどう思うかがポイント」と繰り返した。またセクハラの被害に遭った側はき然とした態度を取り、セクハラ行為を指摘された場合はすぐに謝罪することが大切と語った。
参加した市幹部の1人は「基本的なことでもあるが、安易な行動や言動をすることがないようこうした研修が必要」と話していた。
同市では6月までの1年間に、職員4人が懲戒処分を受ける不祥事が続いていた。
(新潟日報2007年7月10日)
投稿者 tanaka : 17:57 | コメント (0) | トラックバック
2007年07月07日
共生へ知恵交換 姫路でムクドリサミット開幕
市街地に集まるムクドリの鳴き声やふん害に悩む自治体と専門家らが、「人と鳥と街の共生」をテーマに対策や工夫について考える全国初の「ムクドリサミット」が五日、姫路市本町、イーグレひめじで始まった。同市や新潟県長岡市などで一定の成果を挙げているムクドリ対策の事例が紹介されたほか、同日夕には、姫路市の大手前通りで対策の現状の視察もあった。
大手前通りなどでは、ムクドリ数千羽が毎年六-十二月、夕方になると飛来。街路樹をねぐらにしており、ふん害や鳴き声が地元の商店主らを悩ませてきた。
昨年秋、商店主らが、ムクドリが危険を感じたときの鳴き声「忌避音」をスピーカーで流したところ、群れが周辺に分散する効果があったが、一部が戻ってくるなど根比べが続いている。
サミットは、長野や宮崎など二十四自治体などから約二百五十人が参加。忌避音でムクドリの移動に成功した新潟県長岡市の事例報告や、野鳥研究家松田道生さんの講演などがあった。
サミット実行委員長で大手前通り街づくり協議会の岡本一会長は「対策に役立つヒントが得られた。今後もムクドリとの共生を専門家も交えて考えたい」と話した。
参加者は同日夕、大手前通りを訪れ、忌避音を鳴らしてムクドリが飛び立つ様子や、防鳥ネットをかぶせた街路樹などを見学した。
六日も講演などがある。事務局TEL079・287・3410
投稿者 kasai : 11:02 | コメント (0) | トラックバック
2007年07月05日
妙見町で大型車同士が追突事故、男性1人死亡。
4日午前2時すぎ、新潟県長岡市妙見町の国道17号の交差点で、群馬県沼田市東原新町、会社員新井義春さん(26)の大型トラックが、新潟市秋葉区新金沢町、会社員阿部忍さん(32)の大型トレーラーに追突した。新井さんは胸を強く打ち、搬送された病院で間もなく死亡した。
長岡署の調べでは、阿部さんが信号が青になったので発進したところ、後ろから新井さんが追突したという。現場は長岡市と小千谷市の境付近の妙見堰(ぜき)で、片側1車線の見通しの良い緩い右カーブ。
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2007年06月30日
山古志の電力・水道、8月に全面復旧へ
04年10月の新潟県中越地震によって大きな被害を受けた旧山古志村(現長岡市)の電力や水道などのライフラインが、8月にも全面的に復旧する見通しになった。
旧村内14集落のうち、避難指示が最後まで残っていた5集落でも、指示が解除された4月以降、工事が順調に進展。土砂ダムに26戸中14戸が水没した木籠(こごも)集落では7月半ばに、全29戸が移転するものの農作業小屋などが残る楢木(ならのき)集落では8月の盆に、それぞれ送電などが再開されるめどが立った。ただ、両集落とも住民の本格的な「帰村」は、造成地に新しい住宅が完成する10月ごろになる見通しだ。