【関数を組み合わせる】

関数の引数として、さらに関数を指定することを「ネスト」といいます。この場合、引数に指定された関数が先に計算され、その結果(戻り値)が最初の関数の引数として使われます。関数をネストすれば、1つの数式で複雑な計算ができるようになります。

① 数式1:セルE3〜E7の合計(SUM関数)
② 数式2:数式1の結果×0.05
③ 数式3:数式2の結果の小数点以下を切り捨てる

活用のポイント

  • 関数をネストするとき、ある関数Aの引数に関数Bを指定するだけでなく、さらにその関数Bの引数に関数Cを……というように、階層的にネストすることもできます。
  • 関数の引数に別の関数を指定するには、[関数の挿入]ダイアログボックスを使うか、またはセルや数式バーに直接入力します。ただし、直接入力する場合は、数式が複雑になると間違えやすいので注意が必要です。特に左右のかっこの数が合っているか、よく確かめるようにしましょう。
  • あまりにも数式が複雑になる場合は、作業用のセルを利用して、数式を何段階かに分けて入力した方が確実です。再計算の回数も少なくて済むので、数式の数が多いときには、ネストさせた場合よりも処理速度が速くなります。
  • ネストできる関数のレベルは64までです。
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