東京都新宿区高田馬場の共同住宅で24日午後、体に複数のあざがある4歳の男児が病院に搬送され死亡する事件があり、警視庁戸塚署は25日、男児に暴行を加えてけがをさせたとして、傷害の疑いでこの部屋に住む会社員、河辺竜次容疑者(27)を逮捕した。
戸塚署は、今後、傷害致死容疑での立件も視野に、暴行と死亡との因果関係を調べる。また、男児の体には古い傷も確認されたため、継続的に虐待していた疑いもあるとみて捜査する。同署によると、河辺容疑者は「かっとなって殴った」と容疑を認めている。
逮捕容疑は、24日午後1時5分ごろ、自宅で、交際していた立川市富士見町在住の無職女性(22)の長男、成田勇翔(はやと)君(4)が昼食を食べないことに腹を立て、手で腹を数回殴るなどし、けがを負わせたとしている。
同署によると、事件当時、外出していた女性が部屋に戻り、ソファの上でぐったりしている勇翔君を発見。午後8時55分ごろ、119番通報していた。
勇翔君は、立川市の自宅で女性と2人暮らし。女性は毎週末のように勇翔君を連れて河辺容疑者宅を訪れており、事件当時は前日から泊まっていた。
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