6月15日から16日にかけての夜。西の空で月食が見られます。
月食は満月が地球の影に入って欠けて見える現象です。
条件が良ければ、赤く鈍く輝く月を見ることが出来ますが、残念ながら今回はあまり条件は良くありません。
月が最も深く地球の影に差し掛かった頃に、長岡では月が沈んでしまうからです。
今回は西日本ほど、条件が良く、北日本ほど月があまり欠けないうちに沈んでしまうのです。
ところが梅雨の為、西日本や関東地方では、晴れ間を望むことが、かなり難しいようです。
新潟県は前回の部分日食同様に、本州から月食を見ることが出来る貴重な場所になるかもしれません。
午前3時22分頃から、満月の左上からかけ始めます。
ところが、実は午前2時23分頃から、月は地球の半影に差し掛かります。
月の高度が高いと、なかなか肉眼では気がつきませんが、今回はかなり早くから月が欠ける様子が楽しめます。
今の時期は日の出が早く、午前3時40分過ぎには背景の空がかなり明るくなります。
午前4時頃には半分迄欠けますが、赤銅色の月の姿を見ることは、(長岡からは)難しいでしょう。
午前4時15分頃の様子です。
実際には20分頃、月は地球の影の中にすっぽり入ってしまいますが、低空の出来事なので、実際には早々と見えなくなるでしょう。
月食としてはあまり条件が良くありませんが、西日本や関東地方からは、お天気が悪くて見えない可能性が大です。
新潟県からしか見えない、貴重な月食になるかもしれません。