障害者喫茶:県庁に 4人が給仕「雇用の場に」--214万円補正 /大分
大分市の県総合庁舎9階に4月、知的障害者4人がスタッフの喫茶「ネバーランド」がオープンする。段差解消などの改修費214万円が07年度一般会計補正予算案に組まれ、来月3日、定例県議会に提案される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080227-00000139-mailo-l44
昨年6月に民間食堂が撤退。「障害者雇用の場に」と県障害福祉課が呼び掛けたところ、コンパルホールなどで食堂の運営実績がある社会福祉法人「シンフォニー」(大分市中尾)が手を挙げた。
県は無償で場所を貸与。障害者は主に給仕に当たり、法人職員が調理をする。250円弁当など安価にする方針で、同課は「多数利用し、障害者への理解を進めてほしい」としている。
県関係で知的障害者が働いた例は、昨年11、12月に県政情報課と農業大学校で実習した計3人程度。この3人は来年度、非常勤嘱託として働く予定。同規模の実習費も含めた人件費が、新年度当初予算案に盛り込まれた。
◇今年度予算を減額
一般会計補正予算案は137億3897万円の減額補正。07年度累計は5803億6871万円となり、前年度比0・5%減。肉付け予算発表時、県は「実質0・1%増、2年連続プラス」としていたが、災害復旧費の減少や法人県民税・事業税の落ち込み(約20億円)で、下方修正した。