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競走馬ゼッケン、かばんに 草津の作業所が再生 丈夫な帆布好評

 日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンター(滋賀県栗東市御園)で競走馬の調教用に使われているゼッケンが、草津市の作業所で働く障害者の手でバッグに生まれ変わり、競馬ファンの反響を呼んでいる。高級帆布で作られたゼッケンの生地は丈夫で、「低賃金で働く障害者のために何かできないか」と考えた滋賀県内の競馬、福祉関係者の思いが、人気のリサイクル商品を生んだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080224-00000010-kyt-l25

 ゼッケンは、競馬場の清掃業務などを請け負う「JRAファシリティーズ」栗東事業所が管理する。前所長の井上敏夫さん(61)=守山市今宿=が3年前、県社会就労事業振興センター(草津市)の城貴志さん(31)から障害者の厳しい就労環境を聞いたのがきっかけだった。井上さんは栗東トレセン近くの授産施設「若竹作業所」を見学。足で編み機を操り、1日数百円の工賃で懸命に働く姿に感銘を受けた。「少しでも収入アップにつながれば」。従来は廃棄していたゼッケンの無償提供を提案した。
 約2000頭の競争馬を調教するトレセンでは、ゼッケンを2年で回収する。井上所長らが破れや汚れがひどいものを除き、同作業所で調教中についた泥や油を丁寧に手洗いする。乾かした後は兵庫県宝塚市の馬具製作所でバッグの形になり、再び同作業所で検品、折りたたんで手作り和紙のしおりとともに包装する。
 2歳馬は緑、3歳馬は黒、4歳馬以上は白と、馬齢でゼッケンは色分けされている。調教番号はバッグのデザインとなり、洗っても完全に落ちない汚れがファンの心をくすぐる。井上さんが働きかけ阪神競馬場や場外馬券場などで販売されるようになったが、昨秋にゼッケンの生地が化繊に変わり、帆布生地の在庫は500枚程度という。
 井上さんは「城さんから『あわれみはいらない。仕事がほしい』と聞き、関係各位の協力で続けている。障害のある人の自立に貢献できれば」と話す。バッグはインターネット上の「福祉しがどっとShop」でも購入できる。トートバッグは3800円。新商品のショルダーバッグも近日発売予定。

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2008年02月25日 15:23に投稿されたエントリーのページです。

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