2007年10月11日
現場検証07.10.10 不審者事案
■日時:平成19年10月10日(水)午後5時頃
■場所:長岡市東新町2丁目の神明神社境内
■内容:小学5年男子児童が友人と野球をしていたところ、男が近づき、逃げようとした児童を怒鳴りながら捕まえた。
以下の写真は、初めの事案と、昨日起こった二回目の事案の間に撮影したものである。
国道から、少し入った道幅の広くはない道路に面して神社はあった。
すぐ近くに労基署があるせいだろうか?!駐車する車はある。しかし、通行する車は決して多くない。
神社の裏手には広場がある。
子どもたちが野球などして遊ぶのに十分な広さのスペースがある。
最近では珍しいジャングルジムをはじめ、遊具が8台ほどあった。
遊具に並んでベンチがあった。ここに、おそらく不審者が座っていたのではないか。
「遊具で児童がケガをした」という事件が全国的にニュースとなってからだろうか?!鎖で地面につながれて動かす事のできなくなっている遊具がいくつかあった。
これらの遊具がちゃんと遊べる状態だったら、小さなちびっ子たちも、もう少し大勢集まってきそうな公園だ。
この日は、中学生くらいの子どもの姿はあったが、ちびっ子の姿は見られなかった。
(遊具の中に入って遊んでいる子は、私が連れて行った愛娘です)
この写真を撮影したのは16時頃。現場はまだ十分に明るく、散歩の最中に一休みしているらしき高齢者の姿が二名ほどあった。
実際に不審者事案が起こった時間は17時。たったの一時間後だが、その時間にはもう薄暗くなって、ベンチ休んでいた高齢者の方も家に戻ってしまっているだろう。
他に、目撃者はいなかったのだろうか?(目撃者は情報を⇒掲示板へ)
広場にそって路上駐車されている車が数台。
こういった車たちが死角を作り、犯行を呼んでいるのでは?
この場所では、つい先日も同様の事案があった。
子どもに対して「蹴ったり」「怒鳴りながらつかんだり」という、大人げない行為に、不審者の情緒不安定さが伺える。
連れ去り、イタズラ、といった陰湿な犯罪には結びつけられないが、
子どもが傷を負わされるかもしれいないという危険を強く感じる。
発せられているこれら危険シグナルに対して、地域、大人たちはどのように取り組んでいけば良いのだろうか?
公園に行かなければ良いというものではない。
該当地域に住んでいる皆さんは、早急に、家庭内において親子で対策を話し合ってください。
万一、今後、この地域で子どもが傷つけられるようなことがあれば、それは、シグナルを見過ごした私たち大人の責任なのです。
現場検証07.10.01 声掛け事案
■平成19年9月29日(土)午後5時30分頃、長岡市水道町5丁目、市立東中学校前付近路上で、女子(13歳)4名が帰宅途中信号待ちしていたところ、止まった白色自動車の運転席にいた男から、「乗せてあげようか。」などと声をかけられ、断ったところ車は長岡大橋方面に去った。
東中前付近路上の信号っていうと、校門前のこの信号しか見当たらない。
学校から出てすぐの信号。ここは手押し信号だ。
東中前の道路はゆったり幅の二車線道路。
この道は信号が比較的少ないため、市街地を迂回する車の通行量は決して少なくない。
広めの道路だから、車を停車させても、まったく交通の妨げにならない。
後ろから車が来てもクラクションを鳴らされる心配もないこの場所なら、声掛けも容易だ。
このような感じで停車し、声を掛け、そのまま進んで長岡大橋方面へ、ということだ。
今どき、「車に乗せてあげようか」などと声を掛けられて、「はい、そうですか、ありがとう」と車に乗り込む子どもは、たとえ小学生でもいない。
本気で悪さを考えているのなら、家族の知り合いを装うとかするはずだ。
妙な言い方になってしまうが、「車に乗せてあげようか」は不審者としてはいかにも工夫のない低レベルな声掛けだ。
そう考えると、声掛けを成功させようと初めから考えていない愉快犯的な行為か?!
あるいは、見境なく、前後のことは考えられずに、衝動的に行ったものか?!
前者ならまだましだが、後者であれば重大な事件に発展してしまう可能性だってあるから怖ろしい。
中学生であれば、車のナンバーを確認するくらいのことはしてもらいたいと思うが、とっさのことであれば、機転が回らないのも無理もない。
ナンバ―を覚える際は、数字だけだと、結局捜査が進まないのではないか?!
対象車両が山ほどあるのだろうから、次から次へと起こる不審者事案を山ほど抱える警察にしても、捜査が困難だろう。
ナンバ―を覚えるのなら、[長岡 □ ○○-○○]とすべてを覚える訓練を、子どもたちにさせておくことなども必要か?!