2007年10月16日
障がい者作業工賃倍増計画
新潟市で開催された表題の講演を聴きに行ってきました。
講師は、㈱福祉ベンチャーパートナーズの大塚由紀子さん。
福祉業界のコンサルタント。非常に珍しい存在です。
「もっとお給料が欲しい。」「仕事頑張って、お金を稼いで一人暮らしがしたい。」授産施設や作業所を利用される障がいのある方の発言です。
自立支援法の成立以来、障がい福祉の世界は大きな転換点に来ています。
障害のある方の自立生活に向けては、利用者賃金の問題は避けては通れないテーマです。
現状では、7割以上の利用者が月1万円以下の賃金。多くの施設が「もっと高い賃金を払いたい」と思っています。
「今のやり方では限界がある」
「どこから変えていけば良いのだろう」
「どうやったら職員のベクトルが合うのでしょう」
大塚さんからのこれらの問い掛けに会場は静まり返る。
なぜ、もっと熱く応えないのだろうか?
福祉の世界の人たちの温度、姿勢、考え方、、、これらが、まだ私には理解できていない。
2007年10月01日
動き出した福祉事業
福祉事業がいよいよ動き出しました。
倉庫に沢山の荷物が搬入されました。
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手作りの作業テーブル。
ここで、障がいを持つ皆が封入の作業をしていきます。
2007年09月26日
障がい者就労支援ネットワークのブログ
[障がい者就労支援ネットワーク C-netsにいがた]は、新潟市にある9ヶ所の福祉施設のネットワークですが、住民安全ネットワークジャパンもその一員に加わって活動しています。
もともと、当NPOから福祉作業所あおぞらさんに声を掛けたことから、昨冬から動き始めたこのプロジェクトですが、最近ようやく少しずつ仕事が回りだしました。
このプロジェクトにおける当NPOの役割は、作業所のネットワーク化のお手伝いと、いわゆる「営業」としての仕事。当NPOのスタッフの内、本業が営業職の人間が、自分たちの人脈を使って企業などに働きかけ、福祉作業所ネットワークに仕事を紹介しようというものです。
その動きの中で獲得できつつある大手物流会社さんからの仕事は、主に封入作業という類のもので、カタログやチラシを順番通りに袋の中に詰めて封入し、運送会社が小包便として発送できる形にするという仕事です。1セット作っても数円という、決して割の良い仕事ではありません。
結構大変で疲れます。単純な作業であるが故にミスも生まれやすい。
私も何度か一緒にやってみているのですが、
チラシAを入れて、その上にBを置いて、次に…ってやっている内に、作業が単純であるが故に、つい他の考え事を始めてしまって、注意が疎かになってしまうということが度々ありました。
その点、障がい者のみんなの作業っぷりは違います。
何と言いましょうか、とにかく集中する能力が高いんです。私のように余計な考え事は一切しない。
目の前の事柄に集中できる…これは、素晴らしい能力です。
こういった単純作業なら、健常者よりも絶対に良い仕事をすると思います。
こういった安い仕事でも、とにかく何でも良いので、障がい者のみんなに沢山仕事をしてもらって、仕事に対する意欲や技術を少しずつ身につけてもらい、障がい者が自分の力で社会に出ていける、そんな世の中にできたらいいなーと思っています。
本ブログの読者の皆さんの中で、福祉作業所に仕事を紹介していただける方はいませんか?
どんな仕事でもOKですので、とにかく一度、私に声を掛けてみてください。
是非ともよろしくお願い申し上げます。
2007年09月08日
福祉事業ネットワークの「名称決定」
新潟市の9つの福祉作業所さんと一緒に作ることになった福祉事業ネットワークの名称は、障がい者就労支援ネットワーク「C-netsにいがた」と決定いたしました。
近日中にブログ~ホームページの立ち上げを行う予定です。