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2007年10月03日
サイトランキングの感想
サイトランキングを見直すため、全小学校のホームページを閲覧させていただきました。
その感想を一言。
前回、見させていただいた時から比べると、更新されているホームページが沢山あることに驚きました。
新学期すぐには手が回らなかったが、ようやくホームページの編集をする余裕ができた、といった時期的な問題なのか?
それとも、もしかすると、
この「勝手にサイトランキング」が新聞に取り上げられたことによって、保護者側の関心が高まり、それに対して学校側が応じたということなのか?
新聞記事の直後に、これに関するおたよりが配付された小学校があるくらいですから、ほんの少しくらいは、そういうことがあったのではないかなー?!などと考えております。
しかし、そうだとすれば、
私たちの意図は学校側にプレッシャーと掛けることでは決してないですし、
学校側がやる気を示しだしてくれた以上、その気持ちに対応して、今こそ保護者側が動き出すべき時期なのでは?!と思います。
これが、まず一つです。
次に感じたこと。
学校のホームページは、教頭先生か教務主任先生が編集を担当されている場合が多いようですが、
それらの方々のホームページ作成スキルに思ったより大きな差があるのだということが感じられました。
そうなりますと、たとえば…
ある小学校ホームページ編集担当のA教頭先生。
A先生は、ホームページに関するスキルが高く、張り切って素晴らしいホームページを完成させました。
ところが、A先生は翌年転勤で他の小学校へ。
新しく赴任してきたB教頭先生は、それがあまり得意なほうではない。
毎年、教育センターでホームページ編集に関する研修を受けているので、できなくはないので、やってみようと試みはするが、A先生があまりにも手の込んだものを作っていたので、自分の手には負えないと思ったB教頭先生は、仕方なく、教職員の中で最もそれが得意な教務主任のC先生に白羽の矢を立てた。
ところが、C先生はクラスの担任でもあるので、本来の仕事のほうも盛りだくさんで、とてもじゃないがホームページの編集にまで手が回らない。
そうこうしている内に、一ヶ月また一ヶ月とホームページが更新されないまま時間だけが過ぎて行く…
これは、あくまでも、私が想像した話ですが、こういうことは大いに有り得る話なのではないかと思えるのです。
小学校における情報公開、学校と保護者との情報共有を考えた時、
ホームページは必要でしょう。
また、「PCはうまく使いこなせないけど携帯電話なら」といったお母さんが多いことから、
携帯用のホームページも必要になってきたのではないかと思います。
編集する側にとってみれば、PC用のホームページも、携帯用のホームページも、どちらの編集作業も継続していくのは大変なこと。
それでも何とか頑張ってやったとしても、その先生が転勤になってしまえば、新しい先生が同じように編集作業ができるかどうかは分からない。
また白紙状態に逆戻り。
つまり、
そもそも、現状のような、手間のかかる編集作業そのものを、根本的に改善する必要があるということ。
(たとえば、携帯用のホームページのほうだけ更新していると、自動的にPC用のホームページも更新されるといった仕組みができないものか?)
それから、
学校にだけ負担が掛かっている構造的問題を、保護者が協力することで解決することはできないか?
これらのことを何とかして行かない限り、学校間の開きは縮まらない。
保護者にできることは、「ホームページ編集の能力の高い先生が赴任してくれますように」と祈ることではない。
毎度毎度そうなるとは限らない。
たとえ今年が良くても、来年はどうなるのかは分からないのだから、
どのような状況になろうとも大丈夫と言われる方法を見出して行かなくてはならないですね。
それが、保護者が協力する体制を作ることだと思う訳でありました。
以上
投稿者 kasai : 2007年10月03日 06:20