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農歩:無農薬、新鮮、素朴 NPOの食堂人気 自立へ障害者も調理--富山 /富山

 障害者の生活支援に取り組むNPO法人「愛和報恩会」が富山市八尾町の農村地域に開いた食堂「農歩(のっぽ)」が、無農薬野菜を中心とした新鮮、素朴な料理で人気を集めている。施設職員に加え、障害のある2人も調理を担当。報恩会理事長の吉田勇次郎さん(47)は「障害者のよりどころにするとともに、地域外から訪れる人を増やして地元の活性化につなげたい」と話している。【蒔田備憲】
 吉田さんは、農作業を通じて障害者の社会参加と自立を進めようと、98年に地域共働作業所「報恩の家」を開設。地元農家に田や畑を借り、総菜の製造、野菜の個別配達などに取り組んできた。
 農歩は昨年9月、報恩の家に付設する形でオープンした。昼はコーヒー、デザート付きの日替わり定食(1000円)を提供し、夜は居酒屋として営業。カラオケもある。ある日の昼定食は、ほうれん草のグラタンコロッケ▽きんぴらゴボウ▽生野菜サラダ▽ワラビの昆布締め--など盛りだくさん。肉や魚は少なく、食材のほとんどが地元産だ。
 報恩の家の作業工賃は、月額で1人平均約4万8000円。県平均(1万2530円=08年度)と比べれば高いが、満足のいく水準ではない。吉田さんは「障害者の生活保障のため、できるだけ最低賃金(富山県は時給677円)に近づけたい」と話し、農歩の今後に期待する。
 営業は昼、夜とも予約制。問い合わせは愛和報恩会(076・455・0597)。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090627-00000295-mailo-l16

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