カボチャ焼酎:自立へ障害者が栽培 仕込み始まる、来月にも発売 /福島
鮫川村赤坂西野の授産施設「鮫川たんぽぽの家」で、知的障害者らが栽培したカボチャを「カボチャ焼酎」として商品化することになり、白河市年貢町の千駒酒造で6日、仕込み作業が始まった。12月初めにも発売する。
「施設利用者が働いて給料を得る」という、自立を目指した取り組みの一環。24人が村内の畑で種まきから収穫までを担い、この日の仕込み作業も利用者5人が手伝った。
焼酎に向いているという品種「白い九十栗」を約450キロ使い、720ミリリットル入りで1500本を製造する。同施設で1本1500円で販売する予定。施設の職業指導員、鈴木悟さんは「ラベルをオーダーメードにするなど、愛着を持ってもらえるように工夫したい」と話した。
千駒酒造もカボチャの焼酎作りは初めてといい、菊地忠治・副杜氏は「風味を生かした焼酎に仕上げたい」と気を配っていた。【和泉清充】
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