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社会貢献

こんにちは。笠井です。
私の投稿はニュース類ばかりでしたが、珍しく意見を投稿してみようかと思います。

以下は、私が、ある書類に記入した内容の一部です。
・・・・・・・
 中越大震災時、当初は一般避難者と障がい者の区別無く、同じ室内で避難生活を送っていたものの障がい者への理解不足もあって避難所運営に支障を来たし、分離を求める声が多く寄せられ、
市役所3階を貸しきり、地域の障がい者専用の福祉避難所として約3週間開放した。「被災下において強い人が弱い人を助ける」健常者同士であれば普通にできていたことが、殊、相手が障がい者となるとできない。これは、障がい者が社会から未だ十分に認知されていないことの事例である。
 人は誰も自分の力だけで生きていくことはできない。障がい者であればなおさらだ。だから、障がい者の自立を考える上でも「どんなふうに社会と関わり、如何に社会と共生するか」という点が最も重要視されるべきなのに、自立支援法成立以後の福祉施設においては「工賃倍増」という数値目標ばかりを気にしているように感じられる。
 障がい者が社会から認知されるには、ただ工賃倍増となるような作業をすれば良いのではなく、その作業に社会貢献の意味を持たせ、障がい者の社会的地位向上につなげることが求められるのではないかと私たちは考える。~~~~
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ぜひ、皆さんのご意見をお聞かせください。

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コメント (2)

金子:

 こんにちは金子です。工賃倍増?計画 笠井さんに賛同ですよ!!
 確かに福祉業界は、目に見える結果が分からない仕事です。そこに数値目標は比較しやすくて分かりやすいというのが、根拠でしかないですよね。
 ただ、下請け仕事の単価が上がるとかではなく、内容は問われていない事に疑問を感じます。
 あとは支援者が狂ったように数をこなし、納期を守る。当事者は納期に間に合わないとせかされる。強制労働的に映ってもしかたないな~なんて反省しながら、みんなにお願い(険しい顔で!!)している事もあり。だれの成果で誰が努力して、誰が達成感を感じているのか?ちょっと考えてみませんか?真ん中に当事者がいて欲しいと願いますが・・・
でも、下請け仕事がないと困るしな~

 工賃算出の計算式をちょいといじれば、同じ収益でも工賃は上げられます。倍増計画の本当の狙いは何なのか?数値が欲しい人達の比較材料の提供?工賃が高い人は就職できるのか?なんて

 ちなみに工賃の比較には、工賃算出法の共通スケールをまず設定する事が必要です。みんな式が違えば数値もバラバラ!!なのに支払額の実績報告は公表されちゃうのには???
ずっと前から気になっています。
 取り急ぎでまとまりなく、すみません。

笠井/住民安全ネットワーク:

金子さん、コメントありがとうございました。

「支援者が狂ったように数をこなす」ことで達成できる「工賃倍増」…結果、現在の平均約15,000円が30,000円になる。
30,000円って十分な額!?…のはずありませんので、その上の50,000円を目指す。
そして、一層「支援者が狂ったように数をこなす」ことで、何とか50,000円を達成。
でも、50,000円って十分な額!?…まだ足りませんので、その上の70,000円を目指す。
この繰り返し…いつまで可能なのでしょうか?
こんなことをしていたら、いつか支援者のほうが殺されちゃいます。

今のままの考え方で仕事を請けている内は、必ず行き詰る。
必ずどこかの時点でストップする。
そのストップする時点が30,000円だろうが、50,000円だろうが、そんなレベルでは障がい者が自立生活を送るのに決して十分な額とは言えないですよね!?
後からそれに気がついて方針転換を図ろうにも、その時点ではすでにいろいろ投資もしてしまっているし。。。そんなことにならないだろうか。。。そう心配しています。

だから、今の時期が大事なのだと感じています。
今こそ!将来を見据えて、仕事のやり方の見直しを図るべき時期なのでは!?
「下請け」から「起業」へと、ベクトルを変える時期だと、私は思っています。

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2008年03月13日 10:53に投稿されたエントリーのページです。

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