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社会参加:公園清掃で ひきこもりの若者に謝金--志摩の障害者授産施設 /三重

 ◇設置自販機の収益金充てる
 志摩市磯部町の公園で、ひきこもりの若者や知的障害者が清涼飲料の自動販売機を置く代わりに公園の清掃などの管理を請け負い、自販機の収益金を謝金として受け取るユニークな取り組みを続けている。社会福祉の対象として行政からの補助金などを受け取れないひきこもりの若者が収入を得る場になり「やればできる」と社会参加への自信につながっているという。1年余り続いており、公園を所有する県は「ほかでは聞いたことのない取り組み」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080219-00000003-mailo-l24

 清掃活動をしているのは、志摩市阿児町神明の知的障害者通所授産施設「はばたき」(山岡謙二施設長)。自販機は風光明媚(めいび)な的矢湾大橋北側の公園に1基設置され、「設置のお礼」として橋の両側に設けられた二つの公園(計2280平方メートル)を毎週2回清掃するなど維持管理を請け負っている。
 県志摩建設事務所によると、公園は県道に付属した県有地。駐車場や東屋(あずまや)などが設けられている。管理を志摩市を通じて市社会福祉協議会に委託したところ、協議会メンバーの「はばたき」が申し出て06年11月に始まった。
 自販機は「はばたき」が電気代を負担している。公園はリアス式海岸を一望できる観光名所となっており、年間20万円以上の収益が出ている。
 「はばたき」は23歳から65歳の知的障害がある成人男女30人のほか、2人のひきこもりの男女が通っている。知的障害者は野菜作りなどの農作業を行い、農作物の売り上げを受け取ることができるが、ひきこもりは補助対象にならないため、農作業をしても収入にならなかった。そこで新たな収入源として自販機の収益金を充てる計画を考えたという。
 今月15日、指導員に引率されたひきこもりの若者と知的障害者が公園の清掃活動に励んだ。空き缶や弁当の空箱、たばこの吸い殻などを一つずつ丁寧にビニール袋に入れていた。市社会福祉協議会の天満衛(てんままもる)さんは「県などと相談してもっと自販機の設置個所を増やしたい」と意欲的に話している。

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2008年02月20日 11:25に投稿されたエントリーのページです。

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