障害者支援へネット代行販売 大津の女性、作業所の菓子50種類を
障害者の自立を応援しようと、大津市のグラフィックデザイナー森友美子さん(43)がこのほど、インターネットを利用して、県内の共同作業所で作ったお菓子の代行販売を始めた。ケーキやポップコーンなど約50種類をそろえており「素朴な味で添加物もほとんど使わず安全。ぜひ試して」と呼び掛けている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080205-00000037-kyt-l25
■素朴な味、ぜひ購入を
仕事一筋だった森さんは昨年7月、退職して会社を起こした。「地域のために何かしたい」。時間に余裕が出るとそんな思いがわき上がった。
以前から障害者と交流があり、工賃が安いなど深刻な現場を目の当たりにしてきた。多くの作業所で作られるお菓子を紹介できないかと考えた。
県内には無認可を含めると作業所が約160カ所があり、ほとんどが苦しい運営状況にある。
森さんは代行販売を手紙などで呼び掛け、8作業所が参加する。クッキー、せんべい、ポン菓子があり、価格帯は100-600円。今月中には地元の小麦粉や卵を使ったケーキも売り出す。
受注した品物は、森さんが金曜日に集計して、各作業所に発注。翌週の木曜日までに作業所から商品が届き、購入者に配送される仕組みだ。自らデザインしたお礼状も添える。
現在は週に2、3件注文が入る程度だが、森さんは「注文が増えることで障害者が生きがいをもって働ける一助になれば。送料は自己負担になるが、協力してほしい」と話している。一品からでも注文できる。送料は全国一律630円。ホームページはhttp//www.rainbowlight.info