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2007年08月17日

津波の代わりに東海地震の注意情報、藤沢市が誤放送

 神奈川県藤沢市が17日午前1時10分ごろ、南米ペルーで起きた地震による津波注意報を防災行政無線のスピーカーで流そうとしたところ、誤って東海地震の発生の可能性が高まったことを伝える注意情報を放送してしまった。約30分後に東海地震の注意情報が誤りだったとする訂正放送を流したが、市役所や消防本部には市民から問い合わせや文句の電話が約400件あった。
津波の代わりに東海地震の注意情報、藤沢市が誤放送-gooニュース

 市によると、247局のスピーカーで市内全域に流れた。「私は市長です」と始まる事前録音で、「ただいま気象庁から東海地震注意情報が出ました。東海地方を震源とする大きな地震の発生の可能性が高まったことを意味する情報ですが、すぐにこの地震が発生することを意味するものではありません」などと放送した。

 自動車の使用を控えたり、水のくみ置きや家具の固定など地震の備えを呼びかけたりする内容が続く予定だったが、職員が途中で間違いに気づき、この部分は放送されなかった。

 藤沢市の場合、防災無線で注意を呼びかける放送は「津波注意報」「東海地震注意情報」「光化学スモッグ注意報」の三つが用意され、放送機器に入っているが、災害対策課の職員が押すボタンを間違って選んでしまったという。

 午前1時15分に津波注意報を流したが、「東海地震注意情報は誤りでした」と知らせる訂正放送は午前1時45分になった。遅れた理由について、市は「問い合わせや苦情の電話が相次ぎ、職員が対応に追われたため」と説明している。

 地震注意情報の放送で目が覚めたという同市片瀬5丁目の不動産賃貸業風間武三さん(64)は「直後に津波情報が流れたので誤報だろうと思ったが、市役所に電話をしてもつながらず、不安だった。訂正放送におわびの言葉もなく腹が立った」と話した。

投稿者 kasai : 2007年08月17日 11:33

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