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2007年07月20日

製造業6割停止 リケンなど柏崎で47社

新潟県中越沖地震で最も大きな被害を受けた柏崎市で、地元製造業の約6割が操業できない状態であることが19日、県の調査などで明らかになった。自動車部品メーカーのリケンも大きな被害を受け、大手自動車メーカーの生産に大きな影響を与えた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070720-00000060-san-l15

県は地震後、同市を中心に周辺自治体の製造業を対象に、工場の被災状況を調査。19日午前9時の段階で、調査した299社のうち73社が全く操業できていないことが分かった。操業状況が50%未満は12社、100%未満は19社、100%は141社だった。31社は連絡が取れなかった。

 操業が全く回復できていない業者が最も多かったのは柏崎市の47社(62%)で、刈羽村も6社中5社が操業不能だった。

 特に被害が大きかったのは、自動車部品メーカーのリケン。エンジン部品のピストンリングなどで国内で高いシェアを持つ同社は、柏崎営業所と子会社の計9社と下請け11社で従業員は約2800人。売り上げも約1000億円に上る。リケンは今回の地震で工場内の設備が転倒するなどの被害を受けた。このため、部品を納入するトヨタ自動車や日産自動車、スズキ、富士重工業、三菱自動車工業が一部工場の生産停止を余儀なくされた。

 このほか、柏崎市内の4酒造会社では水道が復旧していないため、瓶詰作業ができない状況になっている。

投稿者 kasai : 2007年07月20日 09:08

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