すずかけの里:ユニーク・シューマイ試作、贈られたヌマエビを使い--大崎 /宮城
◇季節限定で発売へ
大崎市田尻の知的障害者通所授産施設「すずかけの里」は、同所で「メダカの郷(さと)」を主宰する高橋孝憲さん(60)からプレゼントされたヌマエビを使ったシューマイを26日、試作した。飼育池で自然に増えたユニーク食材を生かした個性的な品。エビが成長する秋~初冬の季節限定品として販売する方針だ。
ヌマエビをゆで、手包みシューマイのあんに5匹ずつ花びらのようにトッピングし、エビの紅色が鮮やか。ほのかなエビの香りと薄い殻のシャキシャキ感を味わえる一品。9月22日から1週間、東京・池袋の県のアンテナショップで開かれる物産市「大崎丸ごとフェア」に主力のギョーザとともに出品する。その後、本格的に製造販売する。
すずかけの里は定員いっぱいの30人の通所生の工賃を3年後に倍増させる計画に取り組み、製造販売商品の多角化を図っている。その趣旨に賛同した高橋さんはヌマエビの実費供給など積極協力の姿勢。すずかけの里はヌマエビ6個とコーン6個の2味シューマイパックで360円プラスアルファの値段にする予定。【小原博人】
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