障害者雇用を支援 「ウイングル」沖縄、石垣市に拠点
【沖縄】IT関連企業向けに遠隔オフィスを活用し障害者を雇用する事業を展開する「ウイングル」(本社・仙台、佐藤崇弘社長)は8月、沖縄市、石垣市の県内2カ所にオペレーションセンターを開設する。同社として初の沖縄進出。24日、同社の伊藤崇取締役らが沖縄市役所に東門美津子市長を訪れ、報告した。
同社は、障害者雇用の環境が整わない企業に対し、人材やノウハウを提供。障害者はオペレーションセンター内に設置された各企業の「サテライトオフィス」で、コンピューターを使い、データ入力などの仕事を行う。現在、仙台市とさいたま市に同センターを設置、約100人の障害者が働いている。
同社は沖縄市の商業複合施設コリンザと石垣市内にセンターを開設。まずは20―30人の障害者を雇用する予定だ。
同社事業開発室の市川大樹リーダーは「企業は障害者の雇用率を上げることができ、障害者にとっても地元で働けるメリットがある」と説明。
その上で「沖縄にはすでに多くのIT企業が進出しており、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)も進んでいて、環境が整っている」と沖縄進出の理由を述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080625-00000004-ryu-oki