東日本大震災で被災した宮城県山元町の住民らに正月用の餅を届けようと、ボランティア団体・新潟恩返し隊(棚村克巳代表)が23日、新潟市北区新井郷の上野農場で餅つきをした=写真。
同団体は震災後の3月末に発足し、主に宮城県でがれきの片付けなどの支援を続けてきた。この日は約20人が参加し、環境保全型農業に力を入れる上野農場で育てた今年度産の黄金餅米約150キロを石臼ときねを使ってついた。
棚村代表は「被災地の皆さんにお正月くらいはゆっくり過ごしてほしい。少しずつ平常の暮らしに戻れるといい」と願う。また、同市東区の会社員、児玉民男さん(45)は「無事に新年を迎えるという思いを被災地の方々と共有できればうれしい」と話す。
24日も、餅約50キロをつき切り分ける。今月末に山元町に直接運び、参加者が手書きしたメッセージカードと共に同町花釜地区(約150世帯)の住民に配るという。
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