自民党の石破茂幹事長は11日、衆院選遊説のため東京から新潟県へ行く手段に、初めてキャンピングカーを使った。
キャンピングカーは、寝台列車を愛する石破氏らしく、深夜の就寝時間を移動にも充てる「一石二鳥」を狙ってレンタルした。ベッドはもちろんトイレも完備。10日夜、党本部での緊急選挙対策会議を終え、11日午前0時過ぎに出発した。
ところが、新潟に到着するまでベッドで寝ることはなく、選挙資料を眺めていた。キャンピングカーの走行中にベッドで寝るのは道交法違反になることが判明したためだ。
しかも、新潟県内は吹雪とあって、キャンピングカーが立ち往生することを恐れ、目的地の新潟市内から数十キロ手前で伴走の乗用車に乗り換えた。結局、まとまった睡眠を取れないまま、朝7時前から新潟市中央卸売市場を練り歩いた。
それでも、石破氏は「一分一秒も無駄にしたくないのでいい交通手段だった」と満足げだった。今後、フェリーの利用も検討しているという。
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/region/snk20121211563.html