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<浴育>楽しく、広がる お風呂で弾む会話/身につく効果的入浴法

 親子のコミュニケーションの場として入浴を活用しようという、「浴育」が広まりつつある。くつろいだ場所で会話が弾むメリットがあるほか、安全で効果的な入浴方法を伝える場にもなるという。

 「うわー、お風呂が深い」「広いね」

 1月、東京都文京区の富久(ふく)の湯で開かれた絵本の読み聞かせに参加した子どもたちは、驚きの声を上げた。脱衣場は約40人の親子連れでいっぱい。「おふろでぽっかぽか」(講談社)の作者、山本省三さんが自作絵本のほか、銭湯・お風呂でのマナーをわかりやすく描いた紙芝居を読んだ。

 「おふろでぽっかぽか」は、弟が生まれ母を独占できなくなった女の子が、父とお風呂に入り、遊んだりしゃべったりして楽しい時を過ごす物語。2人の娘の父でもある山本さんは絵本同様、娘たちと入浴していた。「子どもたちは嫌な出来事も話してくれた。心理的な距離を縮めてくれる効果もあると思う」と話す。

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 入浴を親子のコミュニケーションの場と捉えた「浴育」を提唱するのは、花王やINAXなど入浴関連の9社でつくる風呂文化研究会(代表・東京ガス都市生活研究所)だ。

 浴育とは何か。研究所主幹研究員の興梠(こおろき)真紀さんは「入浴を通じて生涯の心身の健康をよりよく育むために、入浴の効果や方法、楽しみ方を学ぶこと」という。幼いころに正しい方法を身につければ、高齢時の事故防止につながるそうだ。

 同研究所は、ぬるめのお湯にみぞおちの下までつかる「半身浴」を勧めている。寒い浴室では気温と湯温の差が大きく、血圧の急激な変動が起こる。熱い湯だと体温も上がり、心筋梗塞(こうそく)や脳出血が起こりやすくなる。興梠さんは「フックにかけたシャワーで浴槽にお湯をためるなどして浴室内を暖め、半身浴をすると体の芯から温まる」と話す。

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 お湯のリラックス効果で緊張が緩み、人と人との距離が近い浴室では、親子の会話も弾む。「入浴に関する実態調査2010」(東京ガス都市生活研究所)によると、約8割が「お風呂では親子の会話がはずむ」と回答していた。

 2~8歳の3児を子育て中で、昨年10月には自らの育児実践をまとめた「ザ・イクメン」(三省堂)を出版したタレントのセイン・カミュさん(40)は、家にいるときは子どもたちと一緒に入浴するという。

 「心も体もくつろぐし、裸同士だからオープンになれる。子どもたちも素直に思っていることを話してくれて、とても良いひととき」と話す。妻は家事ができ、1人で過ごせる貴重な時間にもなる。「父子のコミュニケーションも図れ、妻は助かり、リラックスもできる。一石三鳥ぐらいになっているかも」と笑う。

 家族そろって入浴することもある。妻が一番下の子を妊娠中は、大きくなったおなかを息子たちが触っていた。セインさんは「男女の体つきの違いを自然に知ることができる」と言い、お風呂タイムは自然に性を語る場にもなっている。

 親子が対話しやすい商品も生まれている。住宅設備のクリナップは、向き合って体を洗えるシステムバス「hairo(はいろ)」を製造販売している。どこにでも移動できる対面式のテーブルがあり、手元のスイッチで湯を出したり止めたりできるシャワーもあり、テーブルに固定できる。子どもから目が離れにくく、事故防止にもつながる効果があるという。

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 〓入浴の役割

(1)体を清潔にする

(2)体を温める

(3)疲れをとる

(4)リラックスする

 〓入浴の仕方

(1)湯船に入る前に、掛け湯をして軽く体の汚れを落とし、体を湯温になじませる。掛け湯は足から上へと全身にする。

(2)38~40度のぬるめのお湯に、時間をかけて入る。肩までつかる全身浴より、半身浴のほうが、体への負担が少ない。

(3)髪、体の順に洗う。体についたシャンプーを落とすため。

(4)再び湯につかり、体を温める。

(5)湯冷めを防ぐために、手足に冷水を掛ける。手足を冷やし、広がった血管を引き締めることで、体の熱を逃げにくくする。

(6)体をよくふき、保湿クリームなどを塗る。水分をとる。

 〓入浴を避けるとき

・食後すぐ

 胃腸に血液が集まりにくくなり消化不良の原因になるので、食後30分は控える。入浴後すぐの食事も控えたい。

・風邪のひきはじめや発熱時

 〓浴育での楽しみ方

 ▽遊ぶ

・シャンプーした泡の付いた髪を変な形にする

・手の水鉄砲でお湯を飛ばす

・しりとりをする

 ▽学ぶ

・鏡や壁に指で書き字を覚える

・地図や年表、英単語の表をはり、覚える

・浮くもの、浮かないもの調べ

 =風呂文化研究会などの資料から

http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20110213ddm013100026000c.html -gooニュース

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2011年02月14日 09:34に投稿されたエントリーのページです。

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