環境省と北海道は26日、北海道稚内市の大沼で採取されたカモのふんから、強毒性であるH5N1型の鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。
これまでに現地周辺で鳥インフルエンザによる野鳥の死亡は確認されていないため、ウイルスを持っているカモが実際に発症したかは不明。 同省は「現時点では鳥が大量死する危険性が高いとは考えていない」としている。
同省によると、北海道大学が独自に行っているカモのふんの調査で、今月14日に大沼で採取した183検体のうち2検体からH5N1型ウイルスを検出。 26日に北大から環境省に報告があった。 野鳥からの同型ウイルスの検出は、2008年の北海道、青森、秋田の3道県のオオハクチョウ以来。
これを受け、同省北海道地方環境事務所と北海道、北大が協力し、現地から半径10キロ以内の地域などを対象に、死んでいる野鳥がいないか監視を強化。 またハクチョウなどガンカモ類のフンを採取して、強毒性の鳥インフルエンザウイルスを確かめる追加的な調査も行う。 道は、同地域内の家禽(かきん)農場1戸を立ち入り検査し、25日時点で異常がないことを確認済み。 稚内市は26日から、大沼への人と車の立ち入り制限を実施している。
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