赤ちゃん用の「抱っこひも(ベビースリング)」使用に関し、米国、カナダ両政府が3月、「窒息の危険性がある」などと注意情報を発表した。国民生活センターは窒息だけでなく、転落や股(こ)関節脱臼の恐れもあるとして、事故防止のアドバイスをまとめた=別表参照。
米国では過去20年間に乳児の死亡が少なくとも14件確認され、カナダでも95年以降2件あった。両国によると、生後数カ月は首の筋肉が弱く頭を思い通りに動かせないため、抱っこひもの布が鼻や口をふさぐと1~2分で窒息してしまう。また、抱っこひもの中であごが胸につくぐらい丸まると、気道が狭まり、泣くこともできず徐々に窒息する恐れがあるという。
国民生活センターによると、日本では99年4月以降死亡例はないが、03年に0歳男児が子守帯から滑り落ち、頭蓋(ずがい)内損傷の重傷。07年には親が斜め掛けして買い物中、前かがみになった際に1歳男児が滑り落ち、コンクリートに頭から落下した。
センターは「製品安全協会の認定商品も発売されており、購入時に参考にしてほしい」と呼びかけている。
■事故防止アドバイス
▽赤ちゃんの顔色が見えるようにする
▽気道をふさがない(赤ちゃんの顔を保護者の体に密着させない。あごが胸につくほど首が曲がらないようにする)
▽股関節脱臼を防ぐ(歩き出す前は両足をそろえず、またを開いた状態で抱く)
▽首がすわるまでは背当て、頭当てがあるものを選ぶ
▽落下防止の調節具があるものは正しく調節し、固定個所を確実に締める
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20100429ddm013100148000c.html -gooニュース

