◇品切れ騒ぎ緩和に一役
新型インフルエンザの感染が関西を中心に拡大した際、マスクを求める人がドラッグストアばかりか医療機関にまで殺到する事態が起きたが、小千谷市片貝町の開業医、根本忠さん(46)はキッチンペーパーを使った手作りマスクを考案、ホームページで公開したところ、大きな反響を呼んだ。全国の医療機関や自治体などから「パニック状態の緩和に役立った」と感謝の声が寄せられている。
新型インフルエンザの感染が急速に拡大した際、各地でマスクの品切れ店が相次いだことを、根本さんは報道で知った。「身近な材料で作れないか」。子どもと折り紙をしながら試作を重ね、キッチンペーパーを蛇腹状に折り、両端に輪ゴムをホチキスで止める手作りマスクのアイデアを思いついた。
医療用マスクのようなウイルス対策の効果はないが、せきやくしゃみで飛沫(ひまつ)が飛ぶのを抑えることはできるという。
今月17日に作り方を自らの医院のホームページに掲載したところ、兵庫県や新潟市、慶応大病院(東京都新宿区)など全国から「うちでも紹介させて」と依頼が相次いだ。
そうした病院や診療所は、マスクを求めて来院する人が相次ぎ、対応に苦慮していた。マスクの作り方を紹介することで「本来の診察業務を落ち着いてできるようになった」との声が寄せられた。
「ないものは自分で作ればいい」。根本さんは04年の中越地震の際、ガスや電気が使えないなか、カセットコンロで湯を沸かし医療器具を滅菌した経験を持つ。「自分の身をどのようにして守ればいいのか。できることを考えることが大切」と話している。
マスクの作り方は片貝医院のホームページ(http://comet.endless.ne.jp/users/katacli/mask/papermask.html)へ。
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http://mainichi.jp/area/niigata/news/20090531ddlk15040003000c.html-毎日jp

