横浜市立中学校の七割超に、いわゆる「学校裏サイト」が存在していることが、同市教育委員会の調査で分かった。「ウザイ」「キモイ」などの書き込みが原因でいじめや不登校など深刻な問題に発展した学校も十五校に上っていた。市教委は「子供たちはインターネットの負の部分に予想以上に巻き込まれている」と分析している。裏サイトに関する実態調査は全国でも珍しいという。
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横浜市教委が七日公表した。調査は四月二十四日、全百四十五校で二〇〇七年度を対象に実施。自校の裏サイトの存在を確認した中学校は、全体の72%に当たる百五校に上った。
深刻な問題に発展した例は、「なめんじゃないよ」と書き込まれた生徒が下級生を次々と呼び出し脅迫まがいに迫ったり、書き込みに怒った数人が他校に乗り込んだりするなど、県警に相談するまでに発展したものあった。書き込みが原因で仲良しグループのうち二人が不登校になった例も。生徒の顔写真を無断掲載していたケースも報告された。
ほとんどの中学校でネットを定期的に巡回し閲覧していたが、三十一校で教職員が誹謗(ひぼう)中傷を受けていた。削除依頼をしたことで教職員が「○○教師死ね」「そんなにエライのか」などと書き込まれたケースも七校あった。
こうした実態に市教委は「消えていくサイトもあり、すべてを把握できないのが現状。実際の被害はもっと多いだろう」と推測。調査結果を受け、生徒に対しては個人名を出さないなどプライバシーの尊重や相手への配慮を促す指導を強化する。教職員にもモラル研修を行うという。

