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給食消えたバターパン 牛乳生産調整余波 外国産切り替えも

 国産バターの不足が深刻だ。その影響はパン店、洋菓子店だけでなく学校給食にも及び、子供たちに人気の「バターパン」を献立から外したり、外国産に切り替えてしのぐ自治体も出てきた。数年前の“牛乳余り”を受けた生産調整が原因だが、供給量の回復にはしばらく時間がかかるといい、学校関係者は頭を痛めている。
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/e20080227003.html -gooニュース

 大阪府東大阪市の市立小学校54校では今月の献立からバターパンが消えた。これまで週に1、2回はメニューに入っていたが、納入業者から「必要量を確保できない」と通告を受けたのだ。
 同市教委によると、バター不足が顕著になってきたのは昨年秋ごろ。まず冷蔵品のバターが入手困難になって冷凍品に切り替えたが、今月からはそれも手に入らなくなり、やむなく他種のパンに変更した。
 兵庫県尼崎市でもバターの配合比率が高い「きりこみパン」を今年度は4回出す予定だったが、実現したのは1回だけ。今年4月以降も復活は難しいという。
 一方、大阪市は今月からオランダ産バターに切り替え、月2回程度のバターロールの献立を維持。「バターロールは食べやすく子供たちに人気で、外したくなかった。安全性を確認したうえで切り替えることにした」(同市教委)という。
 パンだけではない。バターはシチューやカレーのルーなどにも使われており、東大阪市の場合、今年度分はなんとか確保できたが4月以降の見通しは立っていない。マーガリンやサラダ油で代用できるか試作中だが、栄養価が変わるため献立を作り直す手間が増えそうだ。「できる限り国内産を使いたいが今の状況が長引けば外国産への変更も検討せざるを得ない」と担当者は嘆く。
 京都市も調理用バターの確保に四苦八苦。やはりサラダオイルでの代用を検討中という。
 品薄の原因は、平成17年度の深刻な牛乳余りで酪農家が生産調整を迫られ、子牛の生産を見送ったり、牛を処分したりしたことにある。さらに飲用向け牛乳などはバターなどの加工品用より鮮度が大切で、また高く売れるため、バターにまで必要量が回ってきにくい事情も重なった。

 農林水産省によると、バターの生産量は17年度の8万5467トンに比べ、18年度は7000トン以上減って7万8001トンに。今年度も減産体制が続いており、昨年4月から12月までのバター生産量は対前年同期比で5・3%も少ない。
 大阪府内の自治体に給食用食材を供給している大阪府スポーツ・教育振興財団の担当者は「安心・安全な食材を提供したいと国産品の確保に最大限の努力をしてきたが、もう限界」と嘆息。大阪市を含む10市町に供給した今月分のパン用バターはすべて外国産に切り替えたという。
 兵庫県内の自治体に納入している県学校給食総合センターも「前年度の90%を確保するのがやっと。来年度は価格も2割ほどアップする見込みでますます厳しくなりそう」と声を落とす。
 農水省によると来年度の牛乳の生産量は17年度水準に回復する見込みというが、バター不足は当面続くとみられるため、学校関係者らの悩みは深まる一方だ。

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2008年02月28日 07:21に投稿されたエントリーのページです。

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