5日午後3時25分ごろ、東京都品川区平塚の戸越銀座通り商店街で「男が包丁を振り回し、けが人がいる」と110番通報があった。男は通行人ら5人に切り付け、女性2人が胸や背中を刺され軽傷を負い病院に運ばれた。ほかの男女3人にけがはなかった。駆けつけた警視庁荏原署員が商店街にいた品川区の私立高校2年の少年(16)を殺人未遂の現行犯で逮捕した。門松が飾られ買い物客でにぎわう商店街は、突然の凶行で恐怖に震えた。
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軽傷を負ったのは30歳と42歳の会社員。ほかに、女子高校生(18)▽派遣社員の女性(28)▽男性(61)-の3人が衣服を切られたものの、けがはなかった。
調べでは、少年は両手に包丁を持ち、東急池上線戸越銀座駅近くから商店街の中を約200メートル駆け抜けながら、包丁を振り回した。目撃者によると、「殺してやる」などと大声で叫び、商店街や踏切の4カ所で5人を切りつけた。
調べに対し、少年は「だれでもいいから、皆殺しにしたかった」と供述しており、同署で動機を調べている。黒のジャンパーとジャージー姿で、逮捕時には両手に包丁を1本ずつ持ち、靴の中にも包丁1本を隠し持っていた。包丁の長さはいずれも約28センチだった。
逮捕後の少年は落ち着いた様子で、取り調べに淡々と応じているが、精神的に不安定で通院歴があることから、同署は責任能力も調べる。

