政府の地震調査委員会は11日、昨年7月の新潟県中越沖地震は、大局的には海から陸に向けて下がる南東傾斜の逆断層(長さ27キロ)によって発生したが、震源域の北東部では反対に陸から海に下がる北西傾斜の逆断層(同8~10キロ)も活動したとの評価をまとめた。東大地震研究所が観測した余震分布、産業技術総合研究所が行った地質構造探査、国土地理院が推定した断層モデルなどの報告を受け、判断した。
V字形になる両断層の動きの前後関係については、委員会としての評価はまとめなかったが、阿部勝征委員長(東大名誉教授)は記者会見で「ほぼ同時に壊れてもおかしくない」と述べ、本震の震源がどちらの断層にあるかも「一見、北西(傾斜の断層)に見えるが、どちらであっても大きく変わらない」との考えを示した。
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