2007年10月15日

新潟県犯罪のない安全で安心なまちづくり推進協議会総会

10月9日、新潟市において表題の総会が開かれました。
普段は県庁内で行われるのですが、この日は、午後から県民大会を催す関係で、新潟テルサで行われました。

当団体は、県より声を掛けられ、発足当初より、NPOとしてただ一団体だけ参加しています。

さて、席上、一部の団体(高等学校関連、高校PTA団体)より、携帯電話を規制する条例を制定するべきといった趣旨の発言がなされました。
「携帯電話のせいで学校は本当に困っているんです」と、○○高校の校長先生が切実そうに発言されれば、直後に、高校PTA関連団体の方から同様の発言が続く。
もはや、ご自分たちの力ではどうすることもできないから、「条例を作って取り締まってもらうしかない」という思えるほど困っているのだという状況は、私なりに理解できたつもりですが、
学校や親が言ってもダメなものを条例によって改善できるとは、私には思えません。
そもそも高校生は自分だけでは携帯電話を購入できないことになっています。
必ず親の同意が必要。
自分で買い与えておいて「条例で取り締まって」では、ちょっと説明が付かないのではないでしょうか。

確かに、
携帯電話には、便利という良い面ばかりではなく、使い方を誤れば子どもに悪影響を与えるという悪い面もある。
しかし、良い面と悪い面の両面が存在するのは、世のすべての物に共通に言えることです。

おそらく、今後の世では、
情報ツールが世に出回ることを抑える方向に流れを変えることは、無理なのではないでしょうか?!
如何に有効に使うのか?悪影響を如何に最小限に抑えるのか?
それらを考えて、的確に対処していくことこそが、もっとも重要なのではないでしょうか?

まずは親や学校が携帯電話やインターネットを勉強すること。
それが先決です。

親が携帯電話のこと、インターネットのことが分かっていない場合は、携帯電話を子どもに買い与えない。
学校とPTAが中心となって、そこを徹底する運動から入ってはいかがでしょうか?!
「条例」などより、そのほうがよっぽど効き目があるのではないかと思います。

私は決して携帯電話会社の回し者ではありません。念の為。


投稿者 kasai : 06:04 | コメント (0)

2007年10月14日

新聞記者の訪問

A新聞の記者より取材目的で訪問を受けました。
聞けば、東京本社ご勤務の方で、
私の取材をするためにわざわざ東京から新幹線でお出でになって、またすぐに東京へトンボ返りするとのこと。私ごときのために、誠に恐縮なことです。

記者曰く、「住民安全ネットワークのようなユニークな活動を行っている団体は、全国を探しても他にない。」とのこと。
全国版の生活面に掲載する予定とのことでした。

これが、取材申込を受けた時の協力依頼文です。
私たちの活動がどのように評価されているのかをお知らせする意味で、参考までに公開します。

<取材ご協力のお願い>
 小学校がプリントで配る不審者情報は、明らかに犯罪行為と思われる情報から、危険性がどこまであるのか分からない情報まで、幅が広いように思われます。地域と警察が協力して、犯罪者を素早く検挙することにつながるメリットと、「誰もが不審者」と子どもに思わせてしまうリスクについて、考えさせられています。
 不審者情報は扱い方が大変重要なのではないかと思っていたところ、住民安全ネットワークジャパンが不審者事案の現場検証を行っていることを知りました。現場の危険性を確認し、時には情報の不確かさについて言及しているブログを見て、不安をあおり過ぎる傾向のある現代社会で、とても意義深い活動だと思いました。
 不審者情報を検証することにした経緯や検証活動、情報の活かし方などについて、住民安全ネットワークジャパンの活動をぜひ取材させていただきたいと思っています。

投稿者 kasai : 11:44 | コメント (0)

2007年10月13日

池田小・児童殺傷事件 被害者遺族の講演

池田小・児童殺傷事件で、長女を失った本郷紀宏さんの講演を聞いた。

その日の朝、
毎朝楽しみにしているテレビ番組の血液型占いで、自分の血液型が一等だったと喜んで学校に向かった小2の本郷優希ちゃんは、わずかその数時間後に、安全であるはずの学校内において、児童を無差別に殺す目的で侵入した男・宅間 守(翌年に死刑執行)による凶行の犠牲者となった。

今、本郷さんは、悲惨な事件の教訓を踏まえ、全国各地において「子ども安全」に関する講演活動を行っている。

「なぜ、自分の娘は殺されてしまったのか?」…真実を追い求めれば、追い求めるほど、「事件は未然に防げた」「娘は殺されずに済んだ」という思いを強くしておられる、と本郷さんは言っている。

元死刑囚・宅間 守の公判中の発言に、
「児童を殺す目的で学校に行った。しかし、もしも学校の門が閉まっていれば、それを乗り越えてまでして、学校に侵入したかどうかは分からない。」
この言葉が、今でも、本郷さんの心をしめつけている。

犯罪の機会を与えてしまったのはいったい誰なのか?
学校か?保護者か?地域か?

本郷さんのお話は、とても貴重なお話だった。
しかし、彼の話を誤って受け取ってはいけない。
彼は、「地域に開かれた学校」と反対のベクトルを与えようとしているのではないはず。
今こそ、真の意味で「地域に開かれた学校」を作り、犯罪予備軍にその機会を与えない社会を作って行こう。
それが重要なのではないだろうか?

投稿者 kasai : 01:14 | コメント (0)

2007年10月12日

県民大会 in 新潟テルサ

■10月9日(火)
新潟県犯罪のない安全で安心なまちづくり・県民大会 in 新潟テルサ

当団体は、特別功労団体として表彰されました。

表彰風景
賞状を渡してくれたのは新潟県警本部長。

投稿者 kasai : 10:05 | コメント (0)