きたまち献血ルーム

きたまち献血ルーム地図
長岡市喜多町1113-1
0120-056339
(0258)29-2350
定休日 12/31・1/1
受付時間9:30〜17:00
交通/JR長岡駅約4q
採血ベッド数 8

【献血について】
●献血の前に
エイズ検査の結果はお知らせしていませんので、エイズに感染している疑いのある方は絶対に輸血しないでください。
血液センターでは、献血されたすべての血液についてウイルス等の感染予防のための厳しい検査を行っています。しかし、HIV(エイズウイルス)の場合は感染からおおむね6〜8週間は、現在の検査技術では見つけることができないので、輸血医療に使用されるおそれがあります。輸血用血液の安全性を高めるために、健康に不安のある方は、献血をご遠慮ください。エイズ検査については保健所にて匿名でご相談、検査が受けられます。
●献血の手順
1,献血申し込み
2,採決前の検査(比重・血圧)
3,献血
4,休憩・手帳お渡し
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『採決後の注意』
・十分に水分補給してください。
・入浴は、2時間以内は避けてください。
・採血当日の激しい運動(運動・マラソン等)は避けてください。採血後の急激な運動で、脳貧血を起こしやすくなります。
・飲酒は採血後2時間は控えてください。アルコールの血中濃度が上がりやすく、悪酔いすることがあります。
・喫煙は採血直後は控えてください。喫煙により末梢の血管が収縮し、気分が悪くなることがあります。
・針の跡を揉んだり、こすったりしないでください。
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【血液の知識】
●血液の体内循環量
体内を流れる血液の量には個人差がありますが、通常成人の場合、男性で体重の約8%、女性で約7%といわれています。例えば、体重50kgの男性では、約 4,000mL、女性では約3,500mLの血液が体内を流れています。
●血液型
『ABO型血液型』
ABO血液型では、血液はA型、O型、B型、AB型の4つに分けられます。その赤血球を調べてみると、A型にはA抗原、B型にはB抗原、AB型にはAとBの両抗原がありますが、O型にはどちらの抗原もありません。
『Rh血液型』
Rh抗原は非常に複雑ですが、一般にはC・c・D・E・eなどの抗原がよく知られています。この中のD抗原がある場合をRh(+)、ない場合をRh(−)としています。
『HLA型』
HLA(ヒト白血球抗原)は、血球成分の白血球と血小板に存在しますが、赤血球には存在しません。骨髄移植を行う場合、このHLAの型をできるだけ一致させています。一致する確率は兄弟姉妹で4人に1人、非血縁者では数百人から数万人に1人と言われています。

【血液の働き】
●赤血球
赤血球は酸素の運搬をします。赤血球の形は平たく中心のへこんだドーナツ型をして柔軟性に富み、細い毛細血管(髪の毛の1/10)の中でも形を変えて通れるようになっています。赤血球の主な成分はヘモグロビンという鉄をもった物質で、これが酸素を体中に運ぶ主役です。
●白血球
白血球は病原体と闘い、体を防御する細胞です。大きさは赤血球の2倍くらいです。白血球の一種である好中球はウイルスや細菌などの病原体が体に侵入すると、すばやく侵入地点に向かいます。同時に、新しい同種の白血球がどんどんつくりだされ、闘いに参加します。このような好中球は食細胞といわれ、病原体をつかまえるとそれを食べてしまい、体を感染から守ります。
●免疫反応
ウイルスや細菌などの病原体は、呼吸器官や皮膚、粘膜の傷などから体内に侵入してきます。この侵入した異物(抗原)に対して、免疫反応という特別の防御システムが働いて、病気の予防をします。その主役は白血球の一種であるリンパ球で、特にB細胞と呼ばれるものです。リンパ球(B細胞)は病原体に直接接触するか、あるいは病原体を貧食したマクロファージ(血液中の単球と呼ばれているものの血管外での名称。好中球の親類)に接触して、病原体の情報を得ると、たくさんの細胞に分裂し、抗体というタンパク質を大量につくり出し、血漿中に放出します。この抗体は病原体(抗原)に結びつき、無害なものに変えてしまいます。
●血小板
血液は血管の外に出ると固まる性質がありますが、これは血小板などの働きによるものです。けがをして出血をした場合に、血管の破れ目に集積して応急処置的に止血し、多量に出血するのを防いでくれます。血小板は骨髄内の大きな細胞(巨核球と呼ばれている)の一部がはがれてできた小さなかけらです。

『血液の作られ方』
●血液中の細胞成分の作られ方
血液は体中を流れています。心臓から動脈、毛細血管を通って、隅々の組織に至り、また毛細血管、静脈を通って心臓に戻ります。血液細胞にはそれぞれ寿命があります。従って、絶えず細胞分裂により補充する必要があり、その製造工場が骨髄です。出血などの場合には、血液細胞の製造スピードを上げなければなりませんが、赤血球では、腎臓から出されるエリスロポエチンという物質がそれを促進するなど、それぞれ調整のための精巧なメカニズムが用意されています。
●血液細胞の寿命
血液の寿命は、赤血球は120日ですが、白血球は顆粒球では2週間、リンパ球のうちT細胞はおおむね4〜6ヶ月、B細胞は2〜3日ほどであるなどさまざまです。血小板は10日間程度です当然のことですが、年令と血液細胞の寿命は関係ありません。寿命の尽きた血液細胞は体に中で分解されますが、その中の成分は有効に活用されます。例えば、赤血球中のヘモグロビンの中の鉄分は、トランスフェリンという蛋白質と結合して、血管を通って骨髄に運ばれ赤血球がつくられるときに、再びその素材になります。
●白血球の種類
白血球の機能は一口で言うと、「外敵から体を守る」ということになりますが、白血球は赤血球や血小板と異なり、多くの種類があると同時に、作用もそれぞれ違っています。作用は大別すると、細菌などの外敵を食べ、殺すということと、免疫をつくるということです。白血球の種類としては、顆粒球とリンパ球が主なものです。なお、白血球は血液細胞では唯一細胞核をもっています。
●顆粒球の働き
顆粒球は、体内に細菌などが侵入したとの情報により、
アメーバ運動により現場に急行し、(遊走)⇒相手にくっついて捕らえ、(粘着) ⇒これを細胞内に取り込み、(貪食)⇒顆粒を破裂させて酵素を出し、(脱顆粒)⇒この酵素により細菌を溶かして殺し、消化します。(殺菌)
こうした仕事をした顆粒球はその生命を終えますが、この死骸が「膿」といわれるものです。
●リンパ球の種類
白血球には、このほかリンパ球があります。大きさは大型で10〜16ミクロン、小型で7〜10ミクロンです。リンパ球を大別すると、T細胞とB細胞があります。寿命はT細胞では平均4〜6ヶ月ですが、20年以上のものもあります。これに対し、B細胞は2〜3日のものから5〜7週のものまでと、短くなっています。リンパ球の機能は、免疫作用です。

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