インフルエンザB型って何?その潜伏期間や症状について調べてみた。

■夏が猛暑の年のインフルエンザは流行るか?

これまでにない猛暑が世界中を襲った2018年夏。
日本でも体温を超えるような猛暑日が多数記録されて連日のニュースとなり、そして、10月に台風24号、25号と続いて日本に上陸または接近し、日本国内の10月としての観測史上最高の気温が新潟県で記録(36.0℃)されるのを以て今年の異常な暑さの夏が締めくくられました。
最近では、暑さから一転、肌寒い日々が続いていて、体調維持には一層の配慮が必要となっています。夏が猛暑の年は冬に厳しい寒さになることが多いようですので、なおさらですね。

気温が下がり、空気が乾燥すると、いよいよインフルエンザの出番!
2017年に続いて2018年も大流行が予想されています。

■今年のインフルエンザはA型?B型?予防接種は効果あるの?

例年は、暑さがひと段落した10月になると予防接種がはじまりますが、さて、今年は何型のインフルエンザが流行するのでしょうか?A型、それともB型?
流行するインフルエンザの種類によって予防接種も無意味などと言う人もいれば、反対に、「インフルエンザ予防接種をしているから自分はかからない」と安心しきっている人もいます。また、「風邪っぽいけど、熱が高くないので、インフルエンザではない」と平気で外出や仕事をしている人、素人知識で軽率な行動をとっていると、他人にインフルエンザを感染させて迷惑を掛けることになるかもしれませんので、注意が必要です。

厚生労働省発表の関連資料や医師の意見を参照して、本ページの記事をまとめましたので、この機会にしっかりとした知識を身につけていただければ幸いです。

■素人判断は間違いだらけ⁉
高熱が出ないから、インフルエンザではない?
予防接種をしているから自分はかからない?
熱がおさまったから、もう職場に復帰してもOK?

■A型、B型以外にもC型もあった。何が違うの?潜伏期間は?

インフルエンザウイルスとは、季節性インフルエンザや新型インフルエンザなどを引き起こす病原体のことを指します。
抗原性の違いでA、B、Cの3つの型に分類されます。

インフルエンザの感染経路は「飛沫感染」「接触感染」「空気感染」の3つがあり、わけても、咳やくしゃみの際の飛沫による「飛沫感染」が主と考えられています。

インフルエンザウイルスは、他の感染症と比べてウイルスの潜伏期間が短く、増殖が速いことから、同時期に集団に症状を発生させることのできる感染力の強いウイルスといわれています。

日本では例年、11~12月頃に流行が始まり1~3月頃ピークを迎えます。

■A型、B型、症状が違う。

ウイルスに感染すると、1~3日間の潜伏期間を経て、高熱とともに頭痛、関節痛、筋肉痛等全身の症状が突然現れ、急激に体調が悪化するケースが多いようですが、高熱が出ないインフルエンザもあります。

  • インフルエンザA型 →急激に38~40度の高熱が出る
  • インフルエンザB型 →37〜38度程度の発熱や微熱などで、高熱が出ない

2018/19シーズン インフルエンザワクチン株

■ インフルエンザワクチン株
○2018/2019冬シーズン
A/Singapore(シンガポール)/GP1908/2015(IVR-180)(H1N1)pdm09
A/Singapore(シンガポール)/INFIMH-16-0019/2016(IVR-186)(H3N2)
B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
B/Maryland(メリーランド)/15/2016(NYMC BX-69A)(ビクトリア系統)
(引用:国立感染症研究所)

上記の通り、今年インフルエンザ株にもA型ばかりでなく、B型が確認されていますので、B型の場合は、高熱が出ていなくとも、感染力の強いインフルエンザにかかっていることは間違いないのですから、「ただの風邪だから大丈夫」などと、いつも通り会社や学校に行ったり、外出先で人と会ったり、と軽率な行動を取れば、ウイルスを周囲に撒き散らしていることになります。

乳幼児ではまれに急性脳症を、高齢者や免疫力の低下している方では肺炎を伴うなど、重症になることもあるのですから、くれぐれも注意しましょう。

■インフルエンザの予防方法(引用:厚生労働省)

  1. 予防接種
  2. マスクの着用
  3. 外出後の手洗い等
  4. 適度な湿度の保持空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度を保つことも効果的です。
  5. 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
  6. 人混みや繁華街への外出を控える

ここでは、上記の1(予防接種)と4(ウィルスと湿度の関係)について、詳しくご説明します。 

■予防接種

○予防接種してもインフルエンザにかかることがある。ホントに効果があるの?

確かに、インフルエンザワクチンは感染を完全に抑えることはできません。しかしながら、インフルエンザにかかってしまったとき、肺炎などの重い合併症になるのを軽減してくれる効果はあると言われています。したがって、お年寄りや妊婦さんなどには予防接種を特にお勧めします。 

○注射は、いつ頃うてばいいのか?

インフルエンザは、毎年12月から3月ごろに流行するので、11月中に打つと良いでしょう。

○ワクチンの効果は、どれくらい続くの?

ワクチンは、注射を打ったあと、2週間くらいから効果が出始めて、5か月くらい続きます。

○ワクチンで、インフルエンザになっちゃうことはない?

ワクチンは、インフルエンザウイルスの働きをなくしてあるから、ワクチンでインフルエンザを発症することはありません。

■インフルエンザウィルスと湿度の関係

インフルエンザ感染を予防する上で、そもそもウィルスが好む環境条件を考えます。

インフルエンザは、そもそも、熱帯や亜熱帯の国では雨季にインフルエンザが流行します。ということは湿度が多くてもウイルスは存在しているということになります。

家庭で一般的に使われている湿度計でみる数値は「相対湿度」、それに対して、空気1立方メートルあたりに含まれる水蒸気の重さ(グラム)を「絶対湿度」と言います。

例えば、気温30℃での湿度50%と気温15℃での湿度50%では、空気中に含まれる水分量はまったく違います。気温18度のときの絶対湿度は約8グラムですし、気温30度のときは15グラムになります。

ウィルスの動きは絶対湿度11グラム以下で活発になります。

絶対湿度が11グラムを下回らないようにすればよい…言ってしまえば簡単なことのように聞こえるかもしれませんが、普通の家庭には絶対湿度計などありませんから、適切な絶対湿度に保つのも容易なことではありません。そこで、温度と湿度をセットで考えるように癖づけておくことが重要となります。

最近の家庭で使われている暖房器具の多くはエアコンや電気ストーブなど水蒸気をまったく発生させないものが主流になっていて、ウイルスにとっては心地よい環境になりがちです。

室温を20~25℃程度に設定する場合は、一般の湿度計の計測で湿度50~70%の範囲に収めれば、絶対湿度11グラムを下回ることはありません。

もちろん、加湿器を使うのも有効です。ただし、使い方には注意が必要。部屋の湿度が高過ぎると加湿器の中にも細菌やカビが育ちやすくなり、これらを長期間吸い込み続けて起きる「過敏性肺臓炎」などアレルギー性疾患を起こす場合もあるので、注意が必要です。加湿器を使う場合は、加湿し過ぎをやめ、タンクは1日おきに清掃しましょう。

加湿器がない場合は、洗濯物を部屋干したり、霧吹きしたりするなど、できる限り湿度が下がらないように心がけるとよいでしょう。

加湿器

加湿器は卓上型から小型・中型・大型タイプなど、加湿方式や加湿能力の違う様々な製品が市販されており、設置環境に見合った加湿器を選定することで十分な加湿が行われ、インフルエンザの予防に効果的ですが、オフィスや施設など広い空間の湿度を上げるには多台数の設置が必要になりますので、給水やメンテナンスが負担にならないよう考慮が必要です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です