【2018 ボジョレー・ヌーボー 11.15解禁】輸入量に見る日本人のワイン熱

ボジョレーヌーボー 解禁と輸入量の推移

フランス産ワインの新酒、ボジョレー・ヌーボーが11月15日午前0時、解禁になります。
今年もまた、解禁を待ちわびた愛好家たちが、各地で祝杯をあげるのだろうか⁉しかし、輸入量は年々減っている。なぜだろうか?


フランスのブルゴーニュ地方で生産されるワインだけ

フランスのブルゴーニュ地方のボジョレーで生産される、その年に収穫されたガメイ種というぶどうから生まれる新酒のみをボジョレーヌーボーと呼びます。
ガメイ種は赤ワインを作るための品種なので、ロゼはあっても白ワインはありません。
もしも、ボジョレー・ヌーボーを買いに行って、白ワインを勧める店員がいたら、それはイカサマ店員なので、ご注意くださいね。

ボジョレー・ヌーボーは、収穫したてのぶどうを、炭酸ガスを注入する急速発酵技術を用いて数週間で醸造する…という方法でワインにします。
そのため、深味のない軽い感じの味になるのですが、ワインメーカーやぶどう農家がその年の収穫を祝ったり、販売業者がその年の購入量を決める目安にしたりというのが、ボジョレー・ヌーボーの本来の飲まれ方なのですから、味わいが相応なのも当たり前の話。つまり、ボジョレー・ヌーボーに過度な期待は禁物!ということなのです。

日本における「 ワイン消費量 と ボジョレー輸入量 」の関係

日本のボジョレー・ヌーボーの輸入量が他の国と比べてどのくらいの大きさなのか確認してみると、

ボジョレー・ヌーボー輸入国全体の中で、日本は最も輸入量が多く、58.3%を占めています。次いで米国14%ほどで、イタリアは3%程度となっており、フランスのボジョレー・ヌーボー生産者からすれば、日本は最大のお得意様であることが判ります。

一方、ボジョレー・ヌーボーに限らず、ワイン全体の消費量で見てみると、次の通り。

( )内は一人当たりの年間平均消費量
1位:バチカン市国(54.26ℓ)

2位:アンドラ(46.26ℓ)←イベリア半島の付け根にある人口8万人の小国

3位:クロアチア(44.20ℓ)

※2015年調べデータ

日本ははるかに下位で、一人当たりの年間平均消費量も2.73ℓほどでしかない。

このように、日本におけるのワイン全体の消費量は上位のヨーロッパの国の20分の1なのに対して、ボジョレー・ヌーボーについてだけ逆転して、消費量は20倍になっているというのだから、これはもう噴飯ものの「初物好き」としか言いようがないのです。

それでは、次に、日本のボジョレー・ヌーボーの輸入量がどのように推移しているのか確認してみましょう。

ピークは2004年。
その後は徐々に減り、昨年はピーク時の半分程度と大きく減少しました。

GACKTは大丈夫? ワイン熱は芸能人のせい!?
ワイン消費量は過去最高を連続更新

日本人はワインを飲まなくなったのか?
いいえ、実態はむしろその逆です。

テレビなどでもワイン好きを公言する芸能人が増えているのにお気づきですよね⁉
年末恒例の「芸能人格付け」で連勝記録を伸ばし続けるGACKT(ガクト)はワイン好きで有名。自宅にはワインセラーがあって、なんと常時1400~1500本のワインがあるとのこと。もっとも、そのGACKT氏、今年は仮想通貨事業に参入したことで、「GACKTコインは詐欺」などとネット上で悪評がたったので、今後のテレビ出演がどうなるのかは興味深いところです。
芸能界は日本社会の縮図のようなもの、そう考えると、日本人にワイン好きが増えているのは間違いなさそう。その証拠に、ワイン全体の消費量を見てみると、
日本におけるそれは年を追うごとに増加していて、数回のワインブームによる波はあったものの、2012年ごろからは輸入ワインを中心に消費量が右肩上がりに増加しつづけ、ここところは毎年、過去最高消費量を更新しています。

このように、日本人のワイン消費は伸びているものの、ボジョレー・ヌーボーの消費の落ち込みだけが下降している…これは、日本人の舌が肥えてきた証しなのかもしれませんね!?

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