この夏、熱中症で病院に運ばれた人は県内ではあわせて750人あまりと去年の同じ時期を下回っているものの、8月に入ってからは猛暑日が続いていることから急激に増加していて、新潟県は、引き続き熱中症に十分注意するよう呼びかけています。
新潟県によりますと、集計を始めた5月末から18日までの2か月半あまりで熱中症で病院に運ばれた人は、あわせて751人に上りました。内訳を見ますと、「死亡」が2人、3週間以上の入院が必要な「重症」が9人、入院が必要な「中等症」が186人、「軽症」が529人などとなっています。年齢別では65歳以上が387人と最も多く、次いで18歳から64歳が265人、7歳から17歳が90人などとなっています。
この夏、県内で熱中症で搬送された人の数は去年の同じ時期を下回っていますが、8月に入ってからは急激に増加し、猛暑日が続いた18日までの1週間には177人が搬送されています。
このうち、魚沼市で日中の最高気温が35・6度を記録した8月16日には、29人が病院に運ばれています。これからますます暑さが厳しくなることから、新潟県は、こまめに水分や塩分を補給するとともに、必要に応じて冷房を適切に使って熱中症を予防するよう呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033812741.html