[ カテゴリー:子育て, 生活, 社会 ]

わが子をストーカーからどう守る

今、深刻な社会問題となっている「ストーカー被害」。
昨年度、警察庁が認知した件数は年間1万9920件に上り、過去最多を記録しました。
増加するスト-カー被害の中で、最近特に目立つのが「被害者の低年齢化」です。
10代の被害者は5年前に比べて1.8倍に増加し、この問題のすそ野が広がっていることが分ります。
さらにスマ-トフォンの爆発的普及によって、ネットの世界を利用した「サイバー型ストーカー」が増えているのも特徴です。
番組では、被害者側と加害者側の両面から、未成年に広がるストーカー被害の実態を取材。
どうすれば親はわが子をストーカーから守ることができるのかを紹介しました。

■未成年のサイバー型ストーカー被害の実態
番組では、サイバー型ストーカーの被害者を取材。そこから見せてきたのは、ストーカー被害にあった未成年は、被害について親には言いづらく、誰にも相談出来ないまま自身で抱え込んでしまい被害が拡大するというもの。もうひとつは、スマホの普及により広まったSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)でつながっている、“顔の見えない友達”を重視するがあまり、ストーカー被害拡大してしまったというものでした。

なぜサイバー型ストーカーが急増したのか?
警察の関心が高まり、これまで見過ごされていたケースが認知されるようになったためとストーカーの根本である「監視とコントロール」がスマホ普及によって、より簡単に出来るようになったことが増加の要因とされている。

家庭で不審な行動に気づくポイント
加害者から着信にすぐに出ないと何をされるか分らないという恐怖から携帯電話やスマホをトイレやお風呂にまで持ち込んでいる。
着信があったときの表情がこわばっていたり、恐怖を感じている場合。
※もちろん上記の行動を取ったからといって、必ず子どもがストーカー被害を受けているというわけではありません。あくまでも、子どもがストーカー被害を受けているときに気付くためのサインのひとつとして参考にしてください。

被害者の相談先
・まずは、所属の学校関係者、専門のスクールカウンセラーや担任に相談してください。
・ストーカー相談の窓口は各警察本部により異なるので最寄の交番、警察署へ連絡してください。
・各都道府県の「犯罪被害者支援センター」は各センターによってストーカー被害への対応は異なる場合があります。

■「リベンジポルノ」の実態
サイバー型ストーカー行為で特に悪質なのが「リベンジポルノ」と呼ばれるものです。
交際中に、彼女が撮影し送ってしまったプライベートな写真を、別れたあと、男性が腹いせや復讐のためにネット上に掲載し不特定多数の目にさらすというもの。
この問題の相談を受け付けている、全国webカウンセリング協議会では、2012年度10件程度だった相談が2013年度は30件を超えていて、被害の拡大が懸念されています。

一度掲載された画像の削除は可能なのか?
発見が早ければ、画像を掲載しているサイトの管理者に依頼すれば、削除することは可能。しかし、時間が経過したものは不特定多数の人によって閲覧・拡散させられている可能性があります。
さまざまなサイトに拡散してしまった場合、完全に削除するのは難しいと言われている。
削除方法
画像が掲載されているサイトの管理者に直接削除要請をすること。
全国webカウンセリング協議会では未成年の被害者の場合、無料で対応していただけます。
また最寄りの警察署でも対応は可能です。

リベンジポルノの相談に関して
「全国webカウンセリング協議会」
ホームページ:http://www.web-mind.jp/

■加害者ケアの実態
ストーカー被害者がいるということは加害者もいる。番組では、加害者に対して相談やカウンセリングを行っている2つの団体を取材。そこから見えてきたのは、加害者は“自身が行っている行動が悪い・迷惑をかけていると認識していない”ということ。そこで加害者に行うケアとは「加害者自身にストーカー行為について認識させる」というもの。
未成年の場合は、親が積極的に参加し、子どもの思いも聞きながら解決に導いて行くという方法。またもう1つの方法として、加害者どうしが集まり、自身の経験を話し合いかつ他人の意見も聞くことにより、客観視して自身の視野を広げて、間違いに気づかせるというのでした。

加害者の相談に関して
・NPO法人「フェミニストサポートセンター・東海」
電話:052-979-0355

・NPO法人「女性・人権支援センターステップ」
加害者更正プログラム専用窓口:080-5530―8047

■保護者の知識不足を補う講習会
子どもがストーカー被害に遭わないため、親側もスマホやネット・さらにはSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)の知識を持つことも今重要になってきています。親が十分な知識を持っていることで子どもをストーカー被害から未然に守る必要があることを訴える講習会の様子などを紹介しました。

保護者向け講習会に関して
「全国webカウンセリング協議会」
ホームページ:http://www.web-mind.jp/

NHK「あさイチ」2013年12月16日放送分

http://news.goo.ne.jp/article/asaichi/life/asaichi-20131216-a-001.html

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