DIYの相談でいちばん多いのが収納のお悩み。今回はちょっと手を加えることで変わる収納の工夫を紹介しました。
■見た目すっきりのポイント
棚がすっきり見えないとき
既製の棚は、奥行き・高さ・幅がある程度決まっているので、自分の入れたい物との調整が難しいことがあります。その場合、まずは以下のポイントに注意して整理を行いましょう。
・小物は用途別にグループ化してケースに収納
・よく使うものはフタがない容器の方が使いやすい
・書類は横置きにすると下の物がわからなくなる。書類ケースに入れて縦置きがオススメ。
さらに大事なポイントは「前つら(「つらいち」とも言う)」を合わせることです。
前の面(めん=つら)を、そろえると置いているものがすっきりと見えます。
後ろにスペースが空いたら、買い置き品などふだん使わないものを保管してもよいでしょう。
本なども、前つらをあわせて並べるとすっきりします。
また、本の高さは高いものから低いものに並ぶよう、配置するとよいでしょう。
物の上に物を重ねてしまう
棚板と棚板の間隔がよけいに空いていると、ついつい物を重ねて収納しがちです。
そうしたときは、自分で棚板をつくることで解消できます。
板は、木材を扱うお店やホームセンターで切ってもらえることが多く、簡単にDIYに使えます。
<板について>
DIYに使いやすいのが合板(ごうはん)と呼ばれ、原木を薄くむいた板を接着剤で貼り合わせてある板です。値段も比較的安く、切断など工作がしやすい特徴があります。棚板などに使うなら12ミリ以上は厚さがあったほうがよいでしょう。天板を1枚と、支える板2枚分を購入しましょう。
購入する際は事前に、棚の内側の寸法を測って、天板1枚と支える板2枚分のサイズを決めておきます。なお、天板の横幅は、ぴったりのサイズで板を切ってもらうと棚に入らないことがあるので、測ったサイズより5ミリ短く切ってもらうのがポイントです。
<組み立て>
板をつなぎ合わせる面は接着剤や両面テープでくっつけます。重いものを載せる場合は、金具やネジで固定するとよいでしょう。なお、棚板に重い本をギッシリ乗せたい場合や、横幅が90センチ以上の大きい棚板なら、両端だけでなく中央あたりにも支える板を入れないと棚板がしなってしまいます。
<隠す収納にするには>
板にカーテンレールを付けて、棚の天板に載せると、棚の中身を隠す収納になります。
カーテンレールは、カッターやのこぎりを使って自分でカットできるものが売られています。
出演者:嶋崎都志子さん(DIYアドバイザー)
番組およびこのページは特定の製品・店舗を推奨するものではありません。
製品・サービスの特性や使用上の制限、契約内容・条件などについては、各自におかれまして、メーカーや販売会社に十分ご確認ください。
NHK「あさイチ」2013年10月11日放送分
http://news.goo.ne.jp/article/asaichi/life/medical/asaichi-20131011-a-002.html