「酒が抜けない」「腹が出てきた」「毛髪が…」など、老化にまつわるエピソードを耳にすることは多いもの。そんな男の老化ホラーともいうべき現象のなかでも、忘れちゃいけないのがおでこの「テカリ」や「ギラつき」。
マンダムが発表した研究資料によると「男性の顔肌に対する女性の目は、『アブラ』に関して非常に厳しい」との調査結果も。「アブラギッシュ」なんて言葉(死語?)もありましたが、中年になるとどうして「ギラつく」のでしょうか? やっぱりなんらかのアブラが多量に出てくる?
「実は男性の場合、皮脂の分泌量や質に関しては年代ごとの変化はほとんどありません。額の『ギラつき』の大きな原因は、水分不足やキメの乱れ、皮膚色の明度低下など、肌の加齢変化にあるんですよ」とは、マンダム・商品PR室主事の下川麻友さん。
日々のスキンケアを欠かさない女子とは違い、乾燥や紫外線、ひげそりによる摩擦などによる影響が蓄積しやすいのが男子の肌。その結果、キメ(ざっくり言うと皮膚の表面の模様のこと)が乱れたり、肌の色が赤黒くなったりという加齢変化が起こるのだとか。男性の場合、その傾向は35歳くらいを境に顕著だそうです。
でも、下川さん。肌のキメが乱れたり、肌の色が暗くなったりすると、どうしておでこが「ギラつく」んですか?
「まず肌のキメが乱れることで、おでこに当たった光が乱反射します。さらに皮膚色が暗くなっていると、光っている部分とのコントラストが強くなり、結果的に『ギラつき』感が強調されてしまうんですよ」
ら、乱反射って、なんだかアブラよりも恥ずかしいですやん。
では、いったいどうすれば…。
「肌の乾燥や紫外線、摩擦などを避けるため、日頃から保湿や紫外線対策、ひげそり後のスキンケアなどを心掛けるといいですよ。男性専用のアイテムもありますし、彼女のスキンケア用品を使ってみるのもおすすめです」
スキンケアを行うことで来るべき「ギラつき」の時期を先延ばしにできるってことですね。さっそく試してみたいと思います!
あ、そうだ最後に。
今回の取材中、自分の額がすでに「ギラついて」いないかどうか、ずっと気になっていたことを告白しておきます。おでこの「ギラつき」。いざ意識してみると女性の視線が気になるものです。いや、ほんとに。
(吉原徹/サグレス)
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