「今よりもっと早く走りたい」「運動会で1番になりたい」。子どもたちのそんな夢をかなえる練習法があると話すのは、身体運動科学の専門家・深代千之氏。走りのタイプ別に効果的なトレーニングを、深代氏に伺った。
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走るスピードは、「ストライド(一歩の長さ)」と、「ピッチ(足の回転数)」の二つの要素で決まります。ストライドが大きくてピッチが遅い、ストライドは小さいけれどピッチが速い、さてお子さまはどちらのタイプでしょうか?
●ストライドが大きくてピッチが遅い子どもには……
ピッチを上げる(足を速く動かす)練習をします。内股をするように、ハサミで切るようにして、股関節を中心に動かし、地面を素早く踏み込む練習が効果的です。
2. 大きな動作で! 大股でゆっくり走る練習
歩幅をいつもより大きく、ゆっくり走ります。ゆっくり飛ぶのではなく、トントントンというリズムです。指の付け根で地面をけることも忘れずに。股関節を大きく開かせることを意識して行ってください。
歩幅と回転数を意識して、股関節をダイナミックに動かして走る、この練習をすれば、今の自分よりずっと速く走ることができるようになります。
http://news.goo.ne.jp/article/benesse/life/medical/benesse-9693.html