[ カテゴリー:生活, 食の安全 ]

食品や飲料の“カット志向”高まる 糖質、味付け…素食傾向

特定成分の強化ではなく、逆にカットする食品や飲料が相次いで登場している。関連メーカーはこれまでの「カロリーオフ」を一歩進め、糖質やカフェイン、さらには味付けまでカットした新商品の開発に余念がない。健康志向の訴求に対応するのが目的で、背景には30~40代の働く女性の“素食傾向”があるようだ。

「潤沢なPR予算をかけているわけではないが、日販1万食超の定番商品に育ってきた」。大手コンビニエンスストアのローソンの担当者は、昨年6月に発売した独自商品「ブランパン」シリーズの売り上げ伸張をこう話す。

原料に小麦の外皮を使用したことで、糖質を同種のパンの半分以下に抑えたのが売りだ。ダイエットに効果的として、人気を集めている。

会員カードのデータ分析によると購入者の7割が女性。主なリピーターは、オフィス街をはじめとした都市部で買う30歳以上の層という。今月11日からはサンドイッチも発売し、現在の8品目からさらに品ぞろえを広げる構えだ。

伊藤園は10日、南アフリカ産のルイボス葉を使ったカフェインゼロのペットボトル茶「ヘルシー ルイボスティー」を発売した。この5年間でウーロン茶やブレンド茶の市場が約40%縮小する一方、カフェインゼロの麦茶などは伸びており、今回の新商品で「手薄だった30~40代の女性層の獲得」(志田光正・商品企画本部部長)を目指している。

カルビーは17日から、味付けを塩に限り、素材の風味を生かした野菜チップス「ベジップス」の第3弾を一部地域で発売する。第2弾まで全国発売した昨年秋以降、人気が急騰し、販売休止の事態になった。購入者の7割超は「スナック菓子を好まない40歳以上の女性」(柚木英明・マーケティング本部マネージャー)。主力のポテトチップスなどを補う有力分野として拡大を図る。

新たな顧客獲得にもつながっている“カット志向”の販売動向について、博報堂生活総合研究所の夏山明美上席研究員は「働く女性はどうしても外食に頼らざるを得ない。その反動としてシンプル、ナチュラルな食べ物や飲み物を求める心理が強い」と分析する。総務省の労働力調査によると、男性雇用者数が2000年から10年の間に82万人減る一方、女性は189万人増加しており、今後もこの傾向は続く公算が大きい。

働く女性のニーズの取り込みは、食品・飲料メーカーの業績拡大を目指すうえで、さらに重要性を増すともいえそうだ

http://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/fbi20130616001.html

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