江戸時代から伝わる新潟市の「白根大凧合戦」が始まり、地元の人たちが、畳24畳分もある大だこを空高く揚げて戦わせました。
「白根大凧合戦」は、300年余り前の江戸時代に、現在の新潟市南区に住む人たちが揚げたたこが、川の対岸に落ちて農作物を荒らしたことに腹を立てた人たちが、対抗してたこを揚げたのが始まりとされています。
6日は、新潟市南区の中ノ口川の両岸に、白根地区の町内会や事業所などから合わせて58組が集まりました。
合戦は、川の両岸から、畳24畳分もある大だこや、「巻だこ」と呼ばれる6角形のたこを揚げて、空中で綱を絡ませて、川の中に落とします。
そして、川の中で糸が絡み合ったら、審判の合図に合わせて、両岸から綱を引っ張り合い、相手の綱を切った組が勝ちとなります。
大勢の見物客が見守るなか、おそろいのはっぴを着た参加者たちは、声を掛け合いながら、綱を引き合っていました。
参加した男性は、「3月から毎週日曜日に、たこづくりを進めてきた。天気がいいのでたくさんのたこを揚げて盛り上げたい」と話していました。
「白根大凧合戦」は、今月10日まで行われます。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1036671181.html?t=1370533642876