17日午前8時23分ごろ、JR東日本の全新幹線を管理するシステムで障害が発生し、東北、上越、長野、山形、秋田の各新幹線が全線で運転できなくなった。一時、列車8本が立ち往生。1時間15分後に全線で再開したが、昼過ぎまで運休や遅れがあり、7万3千人以上に影響した。
JR東によると、障害が発生したのは東京都内の新幹線運行本部にあるシステム「COSMOS(コスモス)」。列車のダイヤを管理する画面がついたり消えたりして不安定になった。駅にデータが届いているかを確認するために列車を止めたという。
コスモスは、JR東の新幹線の増加を受け、1995年に使用開始。運行管理や情報監視など七つのサブシステムで構成し、新幹線の運行にかかわる全業務を一元管理している。サブシステムの一部ダウンにとどまったため、短時間で復旧できたとみられる。
一方、東海道新幹線では17日、浜松―新大阪間の降雪で、始発から最大で113分遅れるなどダイヤが乱れ、約6万7千人に影響した。
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