2012年の交通事故死者数は4411人で、前年より201人(4.4%)減ったことが4日、警察庁のまとめで分かった。12年連続の減少で、過去最悪だった1970年の1万6765人に比べ、4分の1近くまで減った。
統計の残る48年以降で4番目に少なく、51年当時の水準。それでも、1日平均で12.05人、2時間ごとに1人が死亡したことになる。
同庁は、減少が続いている理由について、飲酒や最高速度違反といった悪質な事故の減少やシートベルト着用率の向上などと分析している。
死者のうち65歳以上の高齢者は2264人。11年まで10年連続で減っていたが、12年は前年より2人増えた。全体に占める割合も51.3%で、過去最高となった。
[時事通信社]
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