[ カテゴリー:地域, 社会 ]

役に立ちたいと消防士に=地元高校防災コース1期生―18歳、中越沖地震5年

2007年の中越沖地震で大きな被害を受けた、新潟県柏崎市出身の柳隼也さん(18)が今年4月、県消防学校(新潟市)に入校し、消防士として一歩を踏み出した。同地震後に創設された県立柏崎工業高校(柏崎市)の防災エンジニアコースの第1期卒業生でもある柳さんは、「人の役に立ちたい」との思いから、消防士を志した。
 柳さんは04年、小学5年のときに新潟県中越地震も経験。土砂崩れの現場で男児を救出した消防隊員の姿は今でも鮮明に覚えている。その3年後には中越沖地震が起きた。「何かできないかと思ったが、家の片付けぐらいしかできなかった」という悔しさが残った。
 進学する高校は防災コースができた柏崎工業高校を迷わず選んだ。同コースは災害時に必要とされる技術者や、復興支援に役立つリーダー的人材育成を目指している。消防署での体験学習や応急手当ての講習も受け、消防士になりたい思いが日増しに強くなった。
 中越沖地震では東京電力柏崎刈羽原発も被災。「身近な存在だったけど初めて怖いと思った」と振り返る。福島第1原発事故については「漠然とした不安がある」と話す一方で、「国にとって大事なエネルギー供給源」とも語り、複雑な心境だ。
 「予防は100人の命を救える」。消防学校の教官の忘れられない言葉だ。柳さんは「地域のリーダーを目指す防災コースの卒業生を1期生の僕が引っ張っていかないといけない。消防士は大変だけどやりがいがある仕事。柏崎はもっといい街になる」と力を込めた。 
.http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120716-00000039-jij-soci

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