長岡市和島地域で英国産のガンジー牛を飼育する加勢牧場が、4年ぶりとなる直営店を同市黒坂の国道116号沿いにオープンした。近くの牧場で育てる牛の搾乳量が増え、生産に必要な量が確保できた。絞りたての牛乳を利用できるのが強みで、新たにクリームチーズを使ったケーキを直営店限定で販売する。
加勢牧場は県内で唯一ガンジー牛を飼育し、道の駅「良寬の里わしま」などで牛乳や加工品を販売している。一般の牛乳より栄養価が高く、すっきりとした後味が特徴だという。
2010年にも同市喜多町で直営店を開いたが、牛乳の生産が追い付かなくなり14年に閉店した。現在の飼育頭数は18頭で変わらないものの、1日の搾乳量が当時の約2倍の150~160リットルに増えたことから、再出店に踏み切った。
5日に開業した店舗は約70平方メートル。飲食用のカウンター5席を設置した。8種類のアイスクリームやプリン、シュークリーム、長岡産牛の生ハムやベーコンなど25品ほどを販売する。オーナーの加勢健吾さん(34)は「新商品などを特産品にして、和島をPRしたい」と話す。
午前10時~午後7時。火曜定休。問い合わせは加勢牧場事務所、0258(74)2863。
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