飲酒運転撲滅へ全力 新潟県警、交通特命取締班を設置
飲酒運転による交通事故を抑止するため、県警は新たに「交通特命取締班」を設置し、22日に新潟市中央区の県警本部で指定式を行った。県内の交通事故に占める飲酒事故の割合は一昨年は全国ワースト2位、昨年は同6位になるなど深刻な状況が続いている。
取締班は、検挙を逃れようと巧妙化する手口などに対応するため、試験的に設置されたもので、班員たちは私服などで捜査に当たる。今後は各警察署にも班員を配置し、公共交通機関の少ない中山間地での取締や、飲酒運転を繰り返す常習犯の検挙などに力を注ぐという。
指定式で、県警の樋口誠交通部長は「1件でも多く違反を検挙し、県内から悲惨な交通事故がなくなることを期待する」と訓示。取締班の小杉敦秀統括班長も「重責に身が引き締まる思い。訓示を胸に刻み、悪質で危険な違反の検挙に全力を尽くす」と力強く決意を述べた。
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