読売新聞の医療情報サイト・ヨミドクターのセミナー「減塩のすすめ~できることから少しずつ」が16日、東京・大手町のよみうり大手町小ホールで開かれた。
製鉄記念八幡病院(北九州市)病院長で日本高血圧学会減塩委員長の土橋卓也さんと、女子栄養大学教授の武見ゆかりさんが講演し、約150人が聞き入った。
土橋さんは、高血圧と食塩摂取量の関係に触れた後、塩分の取りすぎが骨粗しょう症や胃がんなどにもつながると指摘し、「減塩は、血圧が高い低いにかかわらず、健康長寿のために重要」と訴えた。武見さんは「減塩調味料を上手に活用したり、薄味ばかりの食事ではなく味付けにメリハリをつけたりして、できることから努力しましょう」などと呼びかけた。