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意外と知らない!? 「野菜ジュース」に対する4つの誤解

「野菜ジュース」とひと口に言っても、使われている材料や製法によって、それぞれの商品に含まれる栄養成分は異なります。またあくまで食品ですから、薬のように治療や体調改善といった過度な期待はできません。しかし、忙しい現代人にとっては、不足しがちな野菜の栄養をバランスよくとるために手軽に活用できる食品の一つだと思います。
◆野菜ジュースの誤解1:「野菜の栄養はほとんどなくなっている?」
野菜をジュースに加工する過程で、一般にビタミンCや食物繊維などは減少します。しかし、全てゼロになるわけではありません。また、鉄分やナトリウム、カリウムなどのミネラルや野菜の色素であるカロテノイドなどは、あまり減りません。

さらに、野菜の栄養成分の中には、ジュースなどに加工することがメリットになる場合もあります。リコピンやβ-カロテンなどは、生野菜から摂るよりも野菜ジュースや加熱して摂る方が吸収率は良くなります。

また一般に、トマトジュースに使用される加工用トマトは、生食用トマトよりも、リコピン含有量が高いものですから、効率的にリコピンを摂取したいのであればトマトジュースを飲むというのもよいでしょう(最近は、リコピン含有量が高いトマトも市販されています)。
◆野菜ジュースの誤解2: 「砂糖を加えているから太る?」
日本では健康志向が強く、肥満を予防改善したいという消費者のニーズに応え、「甘さ控えめ」や「野菜本来の風味にこだわる」ことを優先した商品が増えていると思います。

野菜ジュースに限らず、清涼飲料水等の表示に「砂糖不使用」と書いてある製品には砂糖は使用されていません。しかし、野菜100%ジュースでも栄養表示に「糖質」や「ショ糖」と記載されている場合がありますから、「なぜ?」と思われる方もいるのではないでしょうか。

砂糖は食品名で、主な成分は確かに「ショ糖」です。しかし、糖質やショ糖は原材料の野菜にも含まれています。100%野菜ジュースで「砂糖不使用」なのに栄養表示に「糖質」「ショ糖」という記載があれば、野菜由来のものと考えてよいでしょう。

飲みやすく味を調えるために果物をブレンドしているジュースもありますが、これも同様で「砂糖不使用」という記載があれば、野菜または果実由来のものと考えてよいでしょう。

ただ、糖質は生きる上で欠かせない重要なエネルギー源ですが、摂り過ぎには注意が必要です。健康な成人なら、コップ1杯程度、飲みきりタイプ(約200ミリリットル)なら、1日に1~2杯程度を目安にするとよいでしょう。

個々の製品により、カロリーや栄養価は異なりますから、栄養表示をチェックし、食事全体のバランスを考えて飲みましょう。
◆野菜ジュースの誤解3:「野菜ジュースは塩分が高い」?
昔は、トマトジュースには食塩を加えて飲まれることが多く、今でも味のバランスをととのえる(調える)ために塩分を加えている商品も見受けます。しかし、減塩志向がある中、「食塩無添加」でつくられる野菜ジュースの方が多いといえるでしょう。

栄養表示に記載されている、ナトリウムの含有量が食塩と勘違いされる方も多いので、説明しておきますと、ナトリウム=食塩(塩化ナトリウム)ではありません。

ナトリウムは生きるためには必要なミネラルの一つで、野菜などにもわずかですが、ナトリウムは含まれています。野菜ジュースの場合も、ほとんどが野菜由来です。

ナトリウム摂取量を食塩摂取量に換算するには、
「食塩相当量(g)=ナトリウム量(mg)×2.54÷1000」」
で求めることができます。

ナトリウムは体には必要なミネラルとはいえ、その一方で食塩を摂りすぎると血圧や他の生活習慣病に影響を及ぼすことがあります。食塩を摂りすぎないように気をつけるのと同時に、ナトリウムと一緒に摂りたいミネラルにカリウムがあります。

カリウムは、余分なナトリウムの排出を助ける働きがあります。カリウムは、野菜や果物、芋、豆、海藻、きのこ等に多く含まれ、加工品なら野菜ジュースも、多く含まれる食品の一つです。
◆野菜ジュースの誤解4:「野菜ジュース=野菜?」
健康的な食生活の基本は、多様なものをバランスよく食べることです。とはいえ忙しい現代人は、野菜が不足しがちで、様々な栄養成分を手軽に摂れる食品として、野菜ジュースも選択肢の一つだと言えるでしょう。

しかし、健康に有効な栄養成分を含むとしても野菜ジュースだけを飲んで健康になれるわけではありません。また同じ食品ばかり、大量に摂りすぎるのも栄養が偏って良くありません。

栄養面だけでなく、野菜を食べるときは、口に入れて噛んで飲み込みます。この「噛む」行為によって、脳の血流が良くなり、唾液の分泌を促し、満腹感が得られて食べ過ぎ防止にもなると考えられています。こうした点においては、野菜ジュースは「噛む」ことはないので、野菜と同じとはいえません。

普段の食事で野菜をできるだけ多く食べるように心がけ、野菜ジュースは野菜不足を補うためのものとして考えましょう。喉がかわいたときの水分補給や、おなかがすいたときに甘い清涼飲料水よりは野菜ジュースを選ぶというように、無理なく取り入れましょう。

また、食事の前に野菜ジュースを飲むと血糖値の上昇を抑え、メタボ予防効果があるという研究結果もありますので、野菜ジュースを上手に活用されるとよいのではないでしょうか。

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