県内の65歳以上を対象とする県の高齢者基礎調査の結果がまとまり、介護サービスに関して「利用料を安くしてほしい」といった声が回答者の4割近くを占め、費用負担への不満が多いことが分かった。
調査は県が3年に1度行っており、今回は平成28年8月に3500人を対象に実施し、約7割の2444人から回答を得た。
利用の有無にかかわらず介護サービスへの要望を尋ねたところ、75人(36・9%)が利用料に注文をつけたほか、手続きを簡単に(57人、28・1%)▽気軽に相談できるように(48人、23・6%)▽特別養護老人ホームなどの施設を増やす(41人、20・2%)-といった要望が多かった。
一方で「要支援」や「要介護」の認定を受け、介護サービスを利用している146人のうち、87・7%の128人が「満足」「ある程度満足」と答え、サービスへの満足度は高かった。
県高齢福祉保健課の担当者は、平成30年度から3年間の第7期県高齢者保健福祉計画に「調査結果を反映させたい」としている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170425-00000051-san-l15