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子どもへのあげすぎ注意!トランス脂肪酸を多く含む食品5つ

普段子どもが好きでよく食べる食品の原材料を把握していますか? 美味しそうに喜んで食べてくれるのは良いのですが、実はその中に、摂りすぎると病気を引き起こす原因になる物質が含まれているかもしれないのです。
そこで今回は、厚生労働省のHPを参考に、小さい子どもがよく食べる食品に含まれている“トランス脂肪酸”の注意点をお伝えします。

パンやお菓子にも含まれている

子どもの好きなパンやお菓子に原料として含まれていることのある“ショートニング”や“マーガリン”。これらには“トランス脂肪酸”が含まれており、過剰摂取すると健康被害の可能性が高いという報告が厚生労働省のHPにあがっています。

トランス脂肪酸の健康への影響は

ではトランス脂肪酸の過剰摂取で、どのような健康被害があるのでしょうか?
平均的な摂取量が日本人より多い諸外国の研究結果では、トランス脂肪酸の過剰摂取で心筋梗塞などの冠動脈疾患が増加する可能性が高いとされています。また、肥満やアレルギー疾患についても関連が認められています。
このような研究結果を受けて、世界保健機関(WHO)では、トランス脂肪酸を総エネルギー摂取量の1%未満に抑えるように提言しています。

日本におけるトランス脂肪酸の現状

そこで気になるのが日本の対応ですが、現状では特に規制がされていません。日本の平均摂取値は総エネルギー摂取量の0.3%で、内閣府食品安全委員会によると通常の食生活では健康への影響は小さいと指摘しています。
ただ、妊産婦や胎児等への影響は考えられるという報告がされており、「平均的な日本人の摂取量において疾病罹患リスク等と関連があるかは明らかでない」とのことですが不安が残ります。
諸外国では含有量の規制措置をはじめ、様々な取り組みがされているトランス脂肪酸。日本では表示の義務や含有量に関する基準値はありませんので、気付かずに購入してしまう可能性はあるのです。

トランス脂肪酸が多く含まれる“あげすぎ注意”の食品 

トランス脂肪酸の摂取を控えたいなら購入者が自分で判断するしかないのが現状です。そこで、どのような食品にトランス脂肪酸が多く含まれているのか具体的に見てみましょう。
食品安全委員会が2012年に発表した「食品に含まれるトランス脂肪酸」の中で、調査対象となったものから、含有量の多い食品を5つ紹介します(カッコ内は100g当たりのトランス脂肪酸平均含有量)。
1:ショートニング(13.574g)
2:マーガリン・ファットスプレッド(7.004g)※1
3:バター(1.951g)
4:ビスケット類(1.795g)
5:コーン系スナック菓子(1.715g)
マーガリンやバターは調味料的に少しだけ使うので摂取量も少なくなりますが、ビスケットやコーン系スナック菓子は1袋食べることもあるので総摂取量が心配になりますよね。ほかにも調味料以外で、菓子パンにも0.204g含まれていました。
子どもが好んで食べそうなスナック菓子やパン類も気を付けたいですね。

以上、トランス脂肪酸の注意点をお伝えしました。
日本でも企業努力で含有量を減らしている商品もあるようですが、まだどの商品に多く含まれていてどの商品が少ないかが消費者には分からない商品もあります。子どもが小さいうちは、ママの厳しい目でなるべく含まれていないものを選んであげたいですね。
(ライター 大津留ぐみ)

※1:マーガリンにはファットスプレッドを含み、市販品と業務用を含む平均値で出しています

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