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グーグルが検索アルゴリズム改善を発表 「キュレーション」系メディアがランクダウン

Googleは2月3日、日本語検索のアルゴリズムを改善したと発表した。アルゴリズム変更を発表することは珍しい。背景には、昨年話題になった「低品質サイト」への対策がある。【BuzzFeed Japan / 井指啓吾、古田大輔】

Googleは今回のアップデートで「ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイト」の順位が下がると説明している。

Googleが日本独自のアルゴリズム改善を発表するのは2012年10月以来のことで、極めて珍しい。広報担当者はBuzzFeed Newsの取材に対して「特別なアップデートだと言いたいわけではなく、普段粛々と続けていることをお伝えすることが目的です」と説明した。

その結果、「オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイト」が上位に表示されるようになる、という。

背景にあるのは昨年11月に大きな話題となったDeNA運営メディアの騒動だ。

これまでもGoogleは世の中で批判の声が高まったサイトについて、アルゴリズムの変更で、そういったサイトやそれと同様の特徴を持つサイトが上位表示されないような対応をとってきた。

広報担当者は明言しなかったが、品質の低いサイトの検索順位を下げる今回のアップデートの背景に、DeNA運営の「キュレーションメディア」が一斉に休止しした昨年の騒動があるのは明らかだ。

ここでいう「キュレーションメディア」には、以下の2つの意味がある。

・ネット上の情報を集めて再構成した記事を掲載するメディア
・一般ユーザー含め不特定多数が書いた記事を掲載するメディア

DeNA運営の医療情報サイト「WELQ」など10メディアでは、著作権法違反の可能性が高い記事や、正確性に欠ける記事が散見された。しかも、それらを組織的に大量作成し、検索エンジン最適化(SEO)でGoogleの検索上位を占めることが批判の的となった。

BuzzFeed Newsは、検索エンジン最適化(SEO)の専門家で、Google検索について研究している辻正浩さんに話を聞いた。

辻さんは、2月に入ってからの検索結果の動向から「情報が薄いキュレーションメディアおよびテキストを中心とした新興メディアをターゲットとしたアルゴリズムであることは間違いない」と話す。


実際に、次のようなサイトで検索結果ランキングが一気に下がったという。

RETRIP、MARBLE、KAUMO、マーミー、MARCH、GIRLS Slism、curet、恋愛jp、Linomy、こいぴた、カラダノート、健康生活。

先にあげたキュレーションメディアの特徴を持つサイトが目立つ。

例えば、旅行情報サイト「RETRIP」では、これまで検索結果1ページ目のベスト5内に入っていたような記事の多くが30位圏外にまで一気に落ちた。

旅行をキーワードに検索した際の主要サイトの検索結果順位をグラフにしたもの。色違いがRETRIPで、急降下していることがわかる。

辻さんは、こう指摘する。

「今回の動きではキュレーションサイトの一部が対象となりましたが、Googleのこのようなアルゴリズムはすぐに精度を調整して対象サイトが広がるケースが多いため、今後、更に対象サイトが広がる可能性は高いのではないでしょうか」

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