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子どもが将来「マネートラブル」に陥る親のNG教育4つ

生きていく上でなくてはならない“お金”。そのお金の価値観や使い方は、その後の人生を左右するといっても過言ではないでしょう。

お金の使い方に自信があるという方は、意外にも少ないのではないでしょうか? そしてその意識は、自然と子どもにも身についてしまうものです。

親としては、子どもにはお金と上手に付き合っていってもらいたい、また最低限、お金でトラブルにならないような生活を送って欲しいものですよね。

そこで今回は、ファイナンシャルプランナーである筆者が、子どもが将来マネートラブルに陥ってしまう“お金についてのNG教育”を4つお伝えします。

 

■NG1:お金について子どもと話をしない

お金について、我が子と話をすることはありますか? 「お金いっぱい欲しいなー」などと口にする子どもに対して、なんとなく嫌なイメージをもってしまっていませんでしょうか。

お金は生活をしていくうえで大事なツールです。「お金に執着するなんて!」と思わず、お金はどこからきて、何に使っているか、普段の生活の中で話をしてみましょう。

そういった話をせずに生活していると、子どもはお金に対する価値を理解できません。また、“将来が不安だから貯金する”といった具合に、漠然とお金を貯めることはできても、使い道がわからず、不安要素があるたびに、お金に対する執着心が強くなってしまいます。

そうなると、必要以上の保険料を支払うことになるなど、本当のリスクに対するお金の貯め方がわからなくなってしまう恐れがあります。

 

■NG2:すぐに買い与える

子どもを連れて買い物に行った際に、「これ買ってー」と言われたことのある方も多いのではないでしょうか。

高額なものであれば、いくらグズったところで「はいどうぞ」とはいきませんが、100円のお菓子程度であれば、泣き叫ぶ我が子に「買ってあげるから静かにして!」と安易に買い与えていませんか?

一見子どもの欲求に応えたいい母親のようですが、“周りに迷惑だから静かにしてほしい”という親の一方的な都合であるとも言えます。子どもの“欲しい”という心の問題を、心で解決すべきが、お金で解決してしまっているのです。

まずは、“欲しい”ということに共感しましょう。“欲しい”気持ちを否定的に捉えると、子どもは“受け入れてもらえない”、“わかってもらえない”ことに不満を抱えます。

しかし共感し、それでも買わない(買えない)という意思表示をすることで、その場で子どもの態度が変わらないとしても、“諦める”ということを覚えることができます。

子どもに共感することで、親は子どもの信頼を得ることができます。同時に、お金を使う価値のあるものかどうかを考えるようになりますので、将来お金のトラブルも少なくなるでしょう。

 

■NG3:お小遣いの不足を親が埋める

子どもが小学生以上になると、お小遣い制度にしているご家庭も多いことでしょう。

一週間にいくら、一か月にいくら、と決めた額を渡し、その使い道を子どもに判断させることはとても大事なことです。

そんな中、「これが必要なんだけど、今月お小遣いが足りなくなっちゃったから、少しだけお金くれない?」という子どもの要望に、あっさりと応じていませんか? これではお小遣いを渡している意味がありません。来月分の前借りも同様です。

お小遣い不足を親が埋めていては、いつまで経ってもお金の価値を理解することができません。お小遣いが足りなくなって本当に必要なものを買えなかったとき、無駄遣いしてしまった自分の行動を後悔する必要があります。

そのときも、子どもの失敗してしまった気持ちに共感しましょう。失敗を責めるような発言をしてしまっては、失敗を後悔するだけに終わってしまいます。次に繋げるためには、理解を示してあげることが一番です。

 

■NG4:無駄遣いを叱る

お小遣いを渡しているにも関わらず、「そんなもの買ったの?」「またくだらないもの買って!」と否定的な言葉を投げてはいませんか?

お小遣いは“自分が必要であると思うもの”を買うために渡しています。そのお金の使い道は自由なのです。それを親の価値観で“くだらないもの”と判断するのはお門違いでしょう。

自分に必要のないものだと判断したときや、浪費によってお小遣い不足に陥ったときに、子どもは判断を誤ったことを自分の力で知ることになります。これが重要です。こういったことの繰り返しが、その後の無駄買いを防いでくれるようになるのです。

ただし、子ども同士でのお金の貸し借りを禁じるなどのルールは必要です。親子で事前に話し合っておくようにしましょう。

 

以上、将来マネートラブルに陥ってしまう“お金についてのNG教育”についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?

生きていく中で必要なお金。そのお金を浪費するようになるのか、上手に使えるようになるのか、そこには親との関わりが大きく影響するのです。うまく導いてあげられるよう、見守っていってあげましょう。

(ライター 沖田かへ)

http://wooris.jp/archives/214746

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